Photo: GETTY
ノエル・ギャラガーの娘のアナイス・ギャラガーは父親のライヴを観ると泣きそうになると語っている。
17歳でモデルのアナイス・ギャラガーは先日『イヴニング・スタンダード』誌に元オアシスのギタリストである父を持つことについて次のように語っている。「誰がどう思おうが、どう言おうが、あの人は気にしないの。それで自分の思ってることを喋る。そこはすごく憧れてるところね」
「みんな、『父親が有名で脚光を浴びるのはどんな感じ？』って言ってくるけど、それなら全部知ってるわ。父親がウェンブリー・スタジアムでライヴをやったことを覚えてるかって？ 私の唯一の記憶はキャドバリーのチョコ・ボタンが楽屋にないって怒ってたことだけよ」
彼女は次のように続けている。「今となっては歳もとったし、そのスケールが分かるから、父のライヴを観てると、泣きそうになるわ。今じゃ彼に会いにひょっこりスタジオに行ったりして、こう言ったりするのよ。『父さんは誇りよ』ってね。でも、小さい頃は『恥ずかしいわ。父さん、歌うのやめてよ』って感じだった」
アナイスは続けて自分の音楽の趣味が父親譲りであることを認めている。「私の音楽の趣味は父親譲りね。デヴィッド・ボウイの大ファンだし、ザ・ビートルズも大好きだし、ザ・スミスも大好き。あと、父親の音楽もね……本物の楽器で作られてる音楽が好きあの。ラジオでかかってるものは聴かないし、最近20年の音楽は私のプレイリストにはなさそうね。私の音楽の知識はなかなかのものだと思ってるけど、それはそうじゃなかったら父に勘当されちゃうからなの。父から譲り受けたのは音楽の趣味、ユーモアのセンス、偽物なんかいらないっていうアティテュードね。そして、私が母から譲り受けたのはエネルギーと人生に対するポジティヴな物の見方ね。母っていつもテンションが高いの。酔っ払ってるって意味じゃないけどね」
有名人の両親を持つことのトラブルのついては次のように説明している。「自分の道を見つけるのと、両親のおかげでそんなことができるんだと言ってくる人たちの扱い方、これはものすごく大変ね。あとは、生まれた時から自分について書かれたものがあるっていうね。もっと小さい頃は、自分の受けてる注目に値することなんて何もできなかった。シンガーだったわけもないし、何か特別な才能があったわけでもない。あの注目は単に父さんの娘って言うだけだった。だから、その意味ではそれを有難く思わなくちゃいけないわね。あとは、あまりにクレイジーなことを言ったりやったりもできないわ。父さんに降りかかることになるから。だから、あんまり自分の考えを喋りたくないの」
「父さんが悪い父親だと思ってほしくないしね。実際、そうじゃなかったし。あの人は素晴らしい父親だった。でも、メディアはそうは描こうとしないでしょ。だから、気をつけなくちゃいけない。みんな、私の周りに何を言うべきか指示する巨大なチームでもあると思ってるんでしょ。でも、信じて、そんなものないから。ソーシャル・メディアで自分の考えをあまりに言うと、すんごく叱られることになるのよ」
アナイス・ギャラガーは先日リーボックのモデルに抜擢されており、先日、もう聴きたくないオアシスの曲とカラオケで歌うブラーの曲を『NME』に語っている。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信！
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.
