バズコックスは1977年発表のデビューEP『スパイラル・スクラッチ』を再発するという。
最初は自身のレーベル、ニュー・ホルモンズからリリースされたこのEPは今年でリリースから40周年を迎える。1月27日にドミノ・レコーズより300枚限定の7インチで再発されるという。
また、バンドの最初のレコーディング・セッションからの音源をまとめた公式のデモ集、『タイムズ・アップ』もリリースされる。これは1976年にストックポートのレヴォリューション・スタジオでヴォーカルだったハワード・ディヴォートによって録音されたものだという。こちらは12インチの黒の重量盤で、3月10日にリリースされる。
これら二つのリリースをまとめたボックスセット、『バズコックス(マーク1)ボックス』もリリースされる。ボックスセットには1976年に行われたツアーのポスターやフライヤー、マンチェスターのファンジン『シャイ・トーク』も同梱される。
ドミノ・レコーズは1976年にマンチェスターのレッサー・フリー・トレード・ホールで行われたライヴの映像も公開している。
バズコックスの最新作は2014年リリースの『ザ・ウェイ』となっている。2016年にパンク誕生から40周年を迎えたことを受けて、ギタリストのスティーヴ・ディグルはパンクの起源についてロンドンではなく、マンチェスターに辿ることができるという持論を展開している。1976年6月にマンチェスターのレッサー・フリー・トレード・ホールで行われたザ・セックス・ピストルズを挙げ、『サイドストリー』に次のように語っている。「マンチェスターにピストルズを呼んだんだけど、それがあの場所を有名にすることになったんだ。多くの人がパンクとザ・セックス・ピストルズはロンドンで始まったと考えているけど、でも、彼らはマンチェスターにやってくるまで、シーンが存在しているというのを分かってなかったんだ。キリストがベツレヘムで生まれたように、パンクはマンチェスターで生まれたんだよ。あの最初のライヴで具体的なものになったんだ」
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