元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズは、自伝を執筆していること再びツアーを行う計画について語っている。
ロジャー・ウォーターズは先月24日にアメリカのニューポート・フォーク・フェスティバルに出演し、2013年以来となるライヴを行ったが、今回イスラエルの新聞『ハアレツ』紙のインタヴューに答え、2016年にワールド・ツアーに乗り出す予定だという。
同インタヴューのなかで、ロジャー・ウォーターズは自伝を執筆中であることも語られている。
2013年に終了した「ザ・ウォール・ライヴ・ツアー」以来となったニューポート・フォーク・フェスティバルでのヘッドライナーのステージだが、ロジャー・ウォーターズは全編アコースティックで演奏し、新旧のソロの楽曲と並んでピンク・フロイドの楽曲も披露している。新曲“Crystal Clear”もサプライズでセットリストに登場し、ボブ・ディランやリヴォン・ヘルム、バディ・ガイのカヴァーも披露された。
マイ・モーニング・ジャケットは開催直前にフェスティバルのラインナップに加わり、その日自分たちのステージをやった後に、ロジャー・ウォーターズのステージに加わっている。ロジャー・ウォーターズとマイ・モーニング・ジャケットは、ピンク・フロイドの名曲“Wish You Were Here”を共に演奏している。
一方、リヴォン・ヘルムの娘であるエイミー・ヘルムもステージに上がり、ロジャー・ウォーターズと共に亡き父親の楽曲“Wide River To Cross”のカヴァーに参加した。
また、ロジャー・ウォーターズは、ライヴを収録した映画『ロジャー・ウォーターズ・ザ・ウォール』が1日限定で9月29日に世界各地で公開される予定となっている。
この映画は、2014年のトロント国際映画祭で初公開されたもので、2010年から2013年まで行われ、約400万人を動員したツアー「ザ・ウォール・ライヴ・ツアー」を追ったものになっている。
このツアーはソロ・アーティストによって行われたものとしては世界最大のものとなっっていて、1990年以来、約20年ぶりに1979年発表作品『ザ・ウォール』が全編演奏された。
映画は未公開のコンサート映像が含まれているほか、ロジャー・ウォーターズのツアー中のパーソナルな場面や、反戦を強い意見を抱くことになった出来事なども追ったものになっているという。ロジャー・ウォーターズがショーン・エヴァンスと共に共同監督を務めており、作品は超高画質での撮影が行われた。
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