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ブルース・スプリングスティーンはBBCラジオ4の「デザート・アイランド・ディスク」に出演して、自身の鬱との闘いについて語っている。

この番組は司会のカースティ・ヤングが毎週ゲストを迎えて、無人島に持っていく8つのレコードや本、嗜好品について尋ねるものとなっている。

ブルース・スプリングスティーンは鬱との闘いについて次のように語っている。「これは俺の人生の一部のようなものなんだ。普段は大丈夫なんだけどね。チャーチルの『黒い犬』のようなもんだよね。いまだに時々飛び上がって、俺のケツを噛むんだ」

彼の妻でシンガーのパティ・スキャルファも彼のことを支えてくれるとして、投薬などを手伝ってくれるという。彼女は時々「ニトログリセリンを積み込んで、ものすごい速さで脱線する貨物列車」を見ることになるんだとブルース・スプリングスティーンは語っている。

かつて「奈落の底のよう」と表現した心境からどうやって戻ってくるのか、カースティ・ヤングに尋ねられると、ブルース・スプリングスティーンは次のように答えている。「パティは本当に助けてくれるし、あとは単に時間だよね。正しい投薬が必要となる時もあるし。そうしたものが助けてくれるんだ」

「そうしたものが俺を人生に連れ戻してくれるんだ、特に俺の場合はどれだけ恵まれた人生かっていうね」と彼は続けている。「それと付き合うために手助けしてくれる技も開発してきたしね。でも、いまだに鬱っていうのは本当にパワフルなものなんだよ。そうなってしまうと、いまだにそれは説明できないものなんだ」

「デザート・アイランド・ディスク」は1942年に放送がスタートし、トム・ハンクス、ビル・ゲイツ、マイケル・ブーブレらが出演している。

無人島に持っていくレコードについては次のように語っている。「これは俺を感電させた音楽なんだ。ある種、俺の人生を変えるように駆り立ててくれたものなんだよね」

ブルース・スプリングスティーンが選んだ8曲は以下の通り。

Elvis Presley – Hound Dog (1956)
The Beatles – I Want To Hold Your Hand (1963)
The Rolling Stones – It’s All Over Now (1964)
Van Morrison – Madame George (1968)
Marvin Gaye – What’s Going On (1971)
James Brown – Out Of Sight (1964)
The Four Tops – Baby I Need Your Loving (1964)
Bob Dylan – Like A Rolling Stone (1965)

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