Jenn Five/NME

Photo: Jenn Five/NME

U2のフロントマンであるボノはドナルド・トランプに対してジェンダーの平等の問題に取り組むよう要請している。

次期アメリカ大統領であるドナルド・トランプは、その女性への姿勢で批判されており、ボノの発言はそれを受けてのものとなっている。

女性団体やフェミニスト団体は、大統領に就任する翌日の2017年1月21日にワシントンDCで大規模な抗議活動を計画している。

多くの人々がドナルド・トランプの女性についての発言を問題視しており、性的犯罪で告発されるのではないかと憂慮されている。

ドナルド・トランプはそうした性的犯罪の申し立てをすべて否定しており、「自分ほど女性を尊敬している人間はいない」と語っている。

今回、ボノは女性への敬意を示すようドナルド・トランプに求めている。

「大統領に選出されたことについて言うなら、女性を見渡して、平等を最優先課題にしてもらいたい。それしか進む道はないんだからね」とボノは『グラマー』誌によって初開催されたマン・オブ・ザ・イヤー・アウォードの授賞式で語っている。

授賞式の模様はこちらから。

彼は次のように続けている。「わたしの娘のジョーダンが言うように女性が男性と同じ機会を持っている場所は世界中のどこにもないんだ」

「この問題に男性と女性の両方が一緒に取り組まなかったら、世界は女性蔑視の暴力的で不毛な道を進み続けることになるだろう」

「もう電車は駅を発車したんだ。あとは、のるかそるかなんだよ」

ボノはジェンダーの平等と世界中での女性への支援の取り組みが評価され、『グラマー』誌の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に初めてノミネートされている。「貧困は性差別だ」と銘打った最近のキャンペーンでは、世界でも最も貧困層にある女性に対して、食事や衛星、水、教育、医療、市民権と人権、性暴力からの保護を与える活動を行っている。

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