アデルは長男を出産した後、産後うつを経験したことを率直に語っている。
アデルは大ヒット作『21』をリリースした21ヶ月後、現在から約4年前に長男のアンジェロを出産している。『ヴァニティ・フェア』誌のインタヴューで、彼女は二人目の子供をもうけようとは思っていないと語っている。
「すごく怖いのよ。長男を出産した後、ひどい産後うつになったのね。すごく落ち込むことになったの」と彼女は説明している。
当時、抗鬱剤を使用したのかについて訊かれると、彼女は次のように答えている。「いやいやいやいや、使ってないわ。でも、私はこのことを誰にも言わなかったの。まったく気が進まなかったから」
彼女は次のように続けている。「私のパートナーは妊娠している他の女性に話すべきだと言ったわ。でも、私は『イヤよ。私はママ友の連中とつるんだりしないわ』って言ったの。でも、知らず知らずのうちに自然と妊娠している女性や子持ちの女性に引き寄せられていったわ。だって、ちょっとは分かってくれることに気づいたから」
アデルはさらにインタヴューで次のように語っている。「ある日、友達に言ったの。『こんなのイヤだ』って。そしたら、その友人も目に涙を浮かべて、『私もこんなのイヤだ』って言ったの。それだけ。でも、すごく心が軽くなったわ。私の知ってる産後の知恵は、あなたは子供と一緒にいたくないってことよ。子供を傷つけないか心配だし、ちゃんとできてるか心配だし、でも、子供に執着してるの。すごく無力感を感じたし、人生で最悪の決断したように感じたわ。いろんな形があるんでしょうけどね」
続けて、「1週間に1日の午後だけ、子供なしでやりたいことをなんでもやる日」を自分に与えたことで、気分よく暮らすことが続けられているとアデルは説明している。
「4人の友人がみんな私と同じように感じてるわ。みんなこの件については恥ずかしくて話せないみたいだけど。世間に悪い母親と思われるんじゃないかと思うみたいね。でも、そうじゃないの」とアデルは語っている。「自分自身にいい時間を与えることで、あなたをいいママにしてくれるのよ」
イギリスの国民保健サービスは出産後、10人に1人が産後うつにかかることを発表している。
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