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ダフト・パンクとジェイ・Zが、映画『トロン:レガシー』のサウンドトラック用に楽曲を制作していたが、結局採用されなかったことが明らかになっている。

ディズニーがダフト・パンクにサウンドトラック用のオフィシャル・シングルをレコーディングするように「無理強い」したため、ダフト・パンクとジェイ・Zは”Computerized”という楽曲をレコーディングしており、映画の中で使われる予定だったという。

ウォルト・ディズニー・レコードの音楽・サウンドトラック部門の代表、ミッチェル・リーブは「オー・マイ・ディズニー」でのインタヴューの中で、完成した楽曲が「ファンタジー映画で使うには、あまりにも現実世界とラップに根ざした」ものになっていたためにサウンドトラックから外したと語っている。

さらに、どうやらダフト・パンクとジェイ・Zが映画のプレミアで共演する計画もあったようだが、こちらもキャンセルされたという。

“Derrezzed”がサウンドトラックからのシングル曲になった一方で、”Computerized”は2014年にリークされている。

ミッチェル・リーブはさらに、フランスの著作権の制限のために、ディズニーがダフト・パンクのためにレコーディング・スタジオを設立したとも語っている。アディダスの広告制作以外、19ヶ月間にわたって、このサウンドトラックの制作だけに取り組んでいたという。

このスタジオはその後、『ランダム・アクセス・メモリーズ』のレコーディングの際にも使われている。

「これまでもこの後も、作曲家のためにスタジオを立てたりしたことはなかったよ」とミッチェル・リーブはその経験について語っている。「19ヶ月間そのプロジェクトに没頭し、他の仕事を何もしなかったアーティストにも出会ったことがなかった。ロボット・スーツを着用して、公衆の前で話さないアーティストと仕事をしたこともなかった。興味深くて、他とは異なっていて、ユニークで、徹底的だったね」

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