レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが、インタヴューで最新作の制作の裏側について明かしている。
アメリカの公共ラジオ局「NPR」に対してジョニー・グリーンウッドは、トム・ヨークと共に『ア・ムーン・シェイプト・プール』のレコーディングを行っている間、バンドのメンバーは“アレンジャー”としての役割を担っていたと語っている。
「この部分で僕のギターを弾かせてくれ、とかじゃなくてさ、何というか……どうやったら、こんな本当にいい曲をぶち壊さずに済むか?って話なんだ。問題は、トムがピアノの前に座って“Pyramid Song”みたいな曲を演奏してて、いざ全員で録るぞって時に、トム1人の演奏よりどうやったら悪くならないか、どうやったら良くできるかってことなんだよ。彼1人だけの演奏でも、既にかなり素晴らしいものだからね。僕たちはアレンジャーなんだよ、実は」と語っている。
さらに、ジョニー・グリーンウッドは、このオックスフォード出身のバンドがどのように『ア・ムーン・シェイプト・プール』収録曲の多くを制作し、レコーディングを行ったかを詳細に語っている。
リード・シングルの“Burn the Witch”について、彼はこう語っている。「この曲は未完成の曲を手掛ける滅多にないチャンスのひとつだったから、曲のアタマからストリングスを入れることができたんだ。普通、ストリングスは後付けで、曲の仕上げに足すデコレーションなんだけどね。僕は、ストリングスから始めたらいいんじゃないかって長年言い続けてきたんだよ」
そしてこう続けている。「この曲は初め、ドラムマシン以外何もない状態でトムが歌っていたんだ。そこに僕がストリングスのパートを書き足したんだよね。だからオーケストラの演奏が聞こえるだろ――ヴァイオリンをギターのピックで弾いてもらってね、これぞリズムって感じさ」
ジョニー・グリーンウッドは“Daydreaming”や“Glass Eyes”のレコーディングについても語っている。こちらでは25分間のインタヴューをフルで聴くことができる。
レディオヘッドは現在ニュー・アルバムのツアーを行っている。7月29日には、アメリカのシカゴで行われたロラパルーザでヘッドライナーを務め、サマーソニック2016のヘッドライナーを務めることが決定している。
インタヴューの模様はこちらから。
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