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ロラパルーザは、7月28日~7月31日にわたってシカゴで25周年として開催される今年のロラパルーザだが、フェスティバルの共同創設者でジェーンズ・アディクションのフロントマンであるペリー・ファレルは、新しい“シーン作り”の活動に乗り出したいと明かしている。

ペリー・ファレルは、ロラパルーザでエレクトロニック・ミュージックのアーティストが増えていることに対して、「俺はEDMが嫌いなんだ。鼻の穴から吐き出したいよ」と『シカゴ・トリビューン』紙に語っている。「EDMが、僕の愛する音楽、つまり、瞑想的でサイケデリックだったハウス・ミュージックに及ぼした結果には我慢ならないね。時々、自分のフェスティバルにうんざりするよ」

ペリー・ファレルはさらに物事を変える唯一の方法は自分の手で行うことだと語っている。「新しいプロジェクトでは、素晴らしいハウス・ミュージックが聴けるだろう。EDMは入口で食い止めるつもりだよ。門前払いさ」

ロラパルーザの運営会社であるC3プレゼンツのオーナーの1人、チャーリー・ジョーンズは、フェスティバルは時代と共に変化する必要があったことを指摘している。「もし2005年と同じジャンルをやっていたら、今年40万人もの観客が集まることはないだろう」

ペリー・ファレルは、EDMから逃れるには、「ポップを排除しなければならない」と発言しながら、「でも、フェスティバルを開催したかったら、ポップは排除できないんだ」としぶしぶ認めている。

2016年は、ロラパルーザの25周年記念と並んで、ジェーンズ・アディクションの1990年の大ヒット・アルバム『リテュアル・デ・ロ・ハビテュアル』のリリースからも四半世紀となっている。

このアルバムは2つのパートに分かれており、前半は10分間の沈黙を含むヘビーな内容になっている。一方後半は、1987年にヘロインの過剰摂取で亡くなったペリー・ファレルの友人、ザイオラ・ブルーを追悼したもので、より多様な音楽性が感じられる。

バンドはダイナソーJr.とリヴィング・カラーがサポート・アクトを務める25周年記念ツアーを敢行中で、今週末のロラパルーザでの公演がその締めくくりとなる。

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