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エド・シーランは2014年発表のヒット曲“Photograph”について「Xファクター」の優勝者であるマット・カードルの楽曲“Amazing”のソングライターから盗作の疑いで2000万ドル(約21億円)を求める訴訟を起こされている。

ソングライターのマーティン・ハリントンとトーマス・レナードは、エド・シーランが“Amazing”を「そのまんま」コピーしていると語っており、『ガーディアン』紙によれば、彼らは楽曲“Blurred Lines”の訴訟でマーヴィン・ゲイの遺族の勝利を勝ち取った弁護士、リチャード・ブッシュと契約したという。

今回の訴訟は現地時間6月8日にロサンゼルス連邦裁判所に申し立てられており、「“Amazing”のコーラス部と侵害している“Photograph”は、39もの音符において同一の形で共通しています。つまり、音符の高さ、リズム面での長さ、小節における音符の配置でまったく同一なのです」と主張している。

それぞれの楽曲はこちらから。

「この2曲の類似はまさに作品の本質に達しています。類似性は著作権の侵害を立証するのに十分なものとであり、実際著しいものです。とりわけ、言葉、ヴォーカルのスタイル、ヴォーカルのメロディー、リズムの類似性は明らかにそれを示しています。“Photograph”は“Amazing”の盗作なのです」

“Amazing”は、「Xファクター」優勝後、マット・カードルのサード・シングルとしてリリースされている。しかし、UKの最高位は84位で、YouTubeの再生回数は100万回に達している。対して、“Photograph”は現在のエド・シーランの世界的成功を実現するのに大きな役割を果たしており、申し立てによれば、今年の6月1日時点で、350万枚の売上を記録している。また同曲のビデオはYouTubeの再生回数で2億800万回に達している。

エド・シーランは先日、コミック・リリーフのためのチャリティで十分な寄付が集まった場合、赤いチュチュを着て、「日本で最も気持ち悪い食べ物」を食べることを約束している。今年2月には第58回グラミー賞で最優秀楽曲賞をスティーヴィー・ワンダーから受賞している。

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