Shamil Tanna/PRESS

Photo: Shamil Tanna/PRESS

前作『ラックス』より3年半ぶりとなるニュー・アルバム『ザ・シップ』を本日4月27日にリリースしたブライアン・イーノだが、同作をデヴィッド・ボウイに捧げていたことが明らかになっている。

本作のクレジット欄の最後には「to dawn(夜明けに捧ぐ)」という記述があり、この「dawn(夜明け)」こそデヴィッド・ボウイのことと思われる。

今年1月にデヴィッド・ボウイが亡くなった際、ブライアン・イーノは次のようなエピソードを明かしている。「デヴィッドがニューヨーク、私がロンドンに住んでいた最後の数年間は、メールでのやり取りで繋がっていたんだ。いつも最後に仮名で署名するんだよ。ミスター・ショウビズとか、ミルトン・キーンズ、ローダ・ボロックス、デューク・オブ・イヤーとかね」

「7日前に、彼からメールを受け取ったんだ。いつも通り面白くて、非現実的で、言葉遊びや引用もあって、今までの私たちのやり取りと変わらないものだった。でも、最後にこう書いてあったんだ。『今までありがとう、ブライアン。この思い出は永遠に朽ちることはない』。そして、署名は『夜明け』だった。今思えば、あれが別れのメッセージだったんだってことが分かるよ」

ブライアン・イーノは他にも、2人で再び作品を作ろうとしていたことを明かしている。「1年ほど前から、私たちの最後のアルバムになる『アウトサイド』という作品について話を進め始めていたんだ。お互いにこのアルバムのことを気に入っていたが、片隅に追いやられていたんだ。それで、もう一度考え直して、新しいところに持って行こうと話していたところだった。楽しみにしていたんだけどね」

新作『ザ・シップ』に収録のヴェルヴェット・アンダーグラウンドの“I’m Set Free”のカヴァー音源はこちらから。

20分に及ぶタイトル曲“The Ship”の音源はこちらから。

アルバムは、4月27日に日本先行でリリースされる。ボーナストラック“Away”が追加収録される国内盤CDはSHM-CDを採用し、ブライアン・イーノによるアートプリント4枚が封入された特殊パッケージ仕様の初回生産限定コレクターズ・エディションと通常盤の2フォーマットが発売される。

アルバムのダウンロードはこちらから。

リリースの詳細は以下の通り。

BRIAN ENO
THE SHIP
ブライアン・イーノ / ザ・シップ
WARP RECORDS / BEAT RECORDS
国内盤コレクターズ・エディション:
BRC-505CE ¥2,750 (+tax)
特殊豪華パッケージ
アートプリント4枚封入
8ページブックレット付
SHM-CD
ボーナストラック1曲収録

国内通常盤:
BRC-505 ¥2,200 (+tax)
紙ジャケット仕様
8ページブックレット付
ボーナストラック1曲収録

01. The Ship (21”20)
02. Fickle Sun (i) (17”40)
03. Fickle Sun (ii) The Hour Is Thin (02”43)
04. Fickle Sun (iii) I’m Set Free (05”13)
05. Away (Bonus Track for Japan)

国内盤コレクターズ・エディション
beatkart: http://shop.beatink.com/shopdetail/000000002018
Amazon: http://www.amazon.co.jp/dp/B01C3ZLVZM
国内通常盤
beatkart: http://shop.beatink.com/shopdetail/000000002019
Amazon: http://www.amazon.co.jp/dp/B01C3ZP14Y

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