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ニルヴァーナのベーシストであるクリス・ノヴォゼリックが、彼の考える次のグランジ革命について米『ローリング・ストーン』誌の新しいインタヴューの中で語っている。クリス・ノヴォゼリックは、次の革命は、音楽的な物ではなく政治的な物になるだろうとコメントしている。

「人々は音楽的に別の何かをニルヴァーナに期待していたんだ。1991年は、『ネヴァーマインド』が発表されるまで、年間でロックでナンバー1を記録したアルバムはなかった。ロックは死んだようだった。しかし、死んではいなかった。グランジやオルタナティヴ、ヘヴィ・メタル、ハードロック、パンク、アート・ロックという影響が寄せ集められることで再生したんだ。すべてが一体となって、異なる音楽がたくさん生まれたんだ。でも、重要なのは、それまでとは違う感受性、ないしは違う再編があったことなんだよね。おそらく、そういったことはもう一度起こるんじゃないかな」

「多分、そうした変化の類は音楽的なことではなく、政治的なものだね。なぜ人々はトランプやサンダースの支持に回っているのか?、問いかけてみることができる。もし党派心に毒されず、一歩下がって物事を考えれば、みんな、自分たちが今考えているよりも中道なんじゃないかな」

クリス・ノヴォゼリックは次のように続けている。「人々は違う何かのための準備はできてるんだ。それは政治システムに必要なものだと僕は思っている。おそらく前向きなことが起こり始めるんじゃないかな」

同じインタヴューのなかでクリス・ノヴォゼリックはデイヴ・グロールやパット・スメアと再び一緒に演奏する可能性についても語っている。

「デイヴやパットと演奏するのはいつだって楽しいよ。僕らはポール・マッカートニーと“サーヴァーナ”(サーの呼称とニルヴァーナを合わせたもの)をやり、ロックの殿堂では“ハーヴァーナ”(女性のハーとニルヴァーナを合わせたもの)をやった。どちらも素晴らしかったよね? そして、今年のグラミー賞のパーティではデヴィッド・ボウイへの追悼で、デイヴとパットと僕はベックとやってみたんだ」

クリス・ノヴォゼリックは更にこう続けている。「それまでベックとやったことはなかったんだ。だから、ちょっとつるんでみて、少しだけ彼のことを知ってね。“Loser”以来、僕はずっと彼の大ファンだったんだ。それで一緒にやってみて……ベックは素晴らしかったんだ。全部、そうやって実現したんだよ」

クリス・ノヴォゼリックは次にニルヴァーナのメンバーといつ一緒にやるかは分からないと語っている。「そういうことがあったらだよね。いつだって楽しいからね。今後そういうことがもしあったら、また会うだろうね。でも、分からないよ。何も聞いてないからね」

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