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フィル・コリンズはドキュメンタリーから自身に関する言及が削除されたことについてポール・マッカートニーによる可能性を指摘している。

フィル・コリンズとポール・マッカートニーは確執があることで知られており、それは20年以上前に遡るもので、フィル・コリンズはバッキンガム宮殿でポール・マッカートニーと対面した際、彼から小馬鹿にするような発言をされたと語っている。

フィル・コリンズはその時の出来事について2016年に語っており、2002年にポール・マッカートニーと当時の妻だったヘザー・ミルズに歩み寄り、ハンター・デイヴィス著『ザ・ビートルズ』の初版本にサインを求めた時のことを振り返っている。

「彼と会話をすると、こんな感じなんだ。『君にとって大変なことなのは分かってるよ。だって、僕はザ・ビートルズだからね。僕はポール・マッカートニーなんだ。僕と本当に会話をしてるなんて君にとっては大変なことに違いない』って、そういう風に感じさせるんだよ」

「僕が『やあ、ポール。僕のためにこれにサインしてもらえませんか?』と言ったら彼は言ったんだ。『おお、ヘザー、リトル・フィルも少しはビートルズのファンだったんだ』ってね。僕は思ったよ。『なんだよ、このやろう、絶対に忘れないからな』ってね」

フィル・コリンズは後に次のようにも語っている。「その件で彼から連絡があったんだ。動揺してたみたいでね。彼から花が贈られて来なかったことは確実だね。もっと『イヤなことは忘れて、前向きに行こうぜ』って感じだったね」

それ以来、二人の間の確執はひとまず落ち着いたように見られ、2018年にはフィル・コリンズはポール・マッカートニーも参加しているボックスセット『プレイズ・ウェル・ウィズ・アザーズ』をリリースしており、先月8月にフィル・コリンズは確執について公の場で語らなければよかったと述べ、現在は「和解している」と述べていた。

また、ポール・マッカートニーは当時フィル・コリンズが主催するチャリティ団体「キングス・トラスト」のオークションに貴重な品を提供したことも明らかになっていた。

今回、フィル・コリンズはザ・ビートルズのドキュメンタリーから自身に関する言及が削除された理由として、ポール・マッカートニーが関与しているのではないかと示唆している。

フィル・コリンズは1981年発表のアルバム『夜の囁き』の45周年を記念して、スティーヴン・ウィルソンとの対談を行っており、その中で『ザ・ビートルズ・アンソロジー』でかつては自身の名前が挙げられていたことに触れている。『ザ・ビートルズ・アンソロジー』は1995年にITVで放送され、昨年からはディズニープラスで配信されている。

フィル・コリンズによれば、1995年のオリジナル版にはジョージ・ハリスンがフィル・コリンズによる“Tomorrow Never Knows”のカヴァーについて触れる場面があり、それを観た時は感激したものの、現在は映像からその部分が「削除」されていることに気づいたと語っている。

「忘れることのできない、僕にとっての誇らしい出来事の一つが『ザ・ビートルズ・アンソロジー』だったんだ。3人が“Tomorrow Never Knows”のテープを出して、マルチトラックで再生していたんだ」

「ザ・ビートルズが自分の名前を挙げてくれたと思ったよ」とフィル・コリンズは語っている。「最近、観返してみたら、その部分が削除されていたんだ。もうなくなっていた……分からないけど、ポール・マッカートニーが気に入らなかったんじゃないかな」

ポール・マッカートニーは現時点でフィル・コリンズの発言について言及していない。

フィル・コリンズは今年11月にオアシス、ビリー・アイドル、ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダー、シャーデー、ルーサー・ヴァンドロス、ウータン・クランと共にロックの殿堂入りを果たすことが発表されている。

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