
Photo: 2025, I Was A Teenage Sex Pistol Production, Llc All Rights Reserved
セックス・ピストルズは映画『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』が10月2日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開されるが、同作についてグレン・マトロックが語った公式インタヴューが公開されている。
公式インタヴューでこのドキュメンタリーが制作された経緯についてグレン・マトロックは次のように語っている。「もともとこの本を書いたのは、最初にバンドを離れることになった経緯に対して自分がずっと抱えていたわだかまりを整理したいという思いからでした。書き進めるうちに、それは私にとってとても心の浄化のような体験となり、自分自身と向き合い、気持ちに区切りをつける助けになりました。その経験を経たことで、1996年にバンドへ再加入し、日本での数多くの公演を含むワールドツアーに臨む前に、自分にとって良い節目となったのです。この本は、いつか面白いドキュメンタリー作品になり、自分自身の視点からこの物語を伝えられるのではないかという思いを、ずっと心のどこかに抱いていました。とはいえ、それを急いで実現しようという気持ちはまったくありませんでした。しかし数年前、監督のニック・ミードと偶然出会い、彼を通じてプロデューサーのアンドレ・エリスを紹介されたことがきっかけで、映像化の企画が少しずつ形になり始めたのです。『待つ者には必ず時が来る』とよく言われますが、この作品がバンド結成50周年という節目のタイミングと重なったのは、本当に幸運な偶然だったと思っています」
出来上がった作品についてグレン・マトロックは次のように続けている。「完成した作品にはとても満足しています。一番感銘を受けたのは、制作陣の『ぜひこの作品を作りたい』という強い熱意でした。私もその流れに自然と加わり、自分なりの提案をしながら一緒に形にしていきました。その積み重ねの結果が、この作品です」
グレン・マトロックは2022年に配信されたダニー・ボイル監督によるドラマ『ピストル』での、自身の描かれ方について否定しているが、本作でそこを改めて是正したいという気持ちがあったという。「実際、スティーヴ・ジョーンズ本人にも『君は本当に記憶力がない』と伝えましたし、ダニー・ボイルにも彼についての私の考えを遠慮なく、はっきりと伝えました。とはいえ、過去は変えられません。だからこそ今は、このドキュメンタリーを通して、私自身の視点からこの物語を観てもらえるようになった。それが何より大きな意味を持っていると思います」
「私が伝えたかったのは、メンバー全員が、それぞれ異なる形でバンドの成功に欠かせない役割を果たしていたということです。私たちが成功を収めることができたのは、努力や情熱、地道な積み重ねがあったからですが、それだけではありません。運にも恵まれました。そして、その幸運が巡ってきた瞬間を逃さず、全力でつかみにいったことも、大きな要因だったと思っています」
グレン・マトロックのコメント映像はこちらから。
映画の概要は以下の通り。
監督:アンドレ・レリス『ランディ・ローズ』、ニック・ミード『アイアン・フィスト/モーターヘッド』
編集:ヴァネッサ・ローワース、ジャスティン・ウィリアムズ
製作:グレン・マトロック、ニック・ミード、アンドレ・レリス、ジェシカ・ルッソ
原作:グレン・マトロック著『I Was a Teenage Sex Pistol』
出演:グレン・マトロック、ジョニー・ロットン、シド・ヴィシャス、スティーヴ・ジョーンズ、ポール・クック、クリス・スペディング、デボラ・ハリー、ビリー・アイドル、ウェイン・クレイマー、ケニー・ジョーンズ、ファット・マイク、トレイシー・ガンズ、リチャード・ストレンジ
2025年|アメリカ|英語|96分|原題:I Was A Teenage Sex Pistol
提供:ニューセレクト
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
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