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セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズはもうセックス・ピストルズの音楽は聴かないと語り、音楽の趣味はパンク・ロックからだいぶ離れてしまったと語っている。

スティーヴ・ジョーンズは自身の回想録を原作としたダニー・ボイル監督による伝記映像作品『ピストル』のプロモーションでインタヴューを受けている。

彼は『テレグラフ』紙に次のように語っている。「もうセックス・ピストルズの音楽は聴いていないんだ。正直、うんざりしているんだよ。スティーリー・ダンのほうが聴くね」

スティーヴ・ジョーンズはエリザベス女王の戴冠70周年に際して“God Save the Queen”を再発したことについてAP通信に次のように語っている。「パンク・ロックを聴くことはもうないんだ」

「音楽の趣味も年月を経て変わったんだ。もう66歳だからね。キッズじゃないわけだから。自分がまだその旗を掲げていたら、バカげていると思うしね」

スティーヴ・ジョーンズによる回顧録『ロンリー・ボーイ:テイルズ・フロム・ア・セックス・ピストル』を原作とした『ピストル』は5月31日から配信されている。

一方、セックス・ピストルズは6月3日にエリザベス女王の戴冠70周年を迎えるのに先立って記念硬貨が発売されている。

ニッケルメッキをしたこのコインはアーティストのジェイミー・リードによるユニオンジャックが表側に、唇ピアスをしたエリザベス女王の肖像が裏側に印刷されている。

記念硬貨に含まれているアイロニーは失われていないものの、セックス・ピストルズのメンバーは曲の題材はリスナーが思っているようなものではなかったと語っている。

ジョン・ライドンは最近のピアーズ・モーガンとのインタヴューで「エリザベス女王が生きていて元気なことは本当に誇らしいと思っているよ」と語っている。

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