Photo: Alex Lake

マニック・ストリート・プリーチャーズは1994年発表の『ホーリー・バイブル』を完全再現したライヴを収録したライヴ・アルバム『ホーリー・バイブル・ライヴ』が10月23日にリリースされることが決定している。

本作はアルバムと当時のアストリア公演から20周年を記念して2014年12月にロンドンのラウンドハウスで行われた3公演からの音源を収録したものとなっている。

アルバムのリリース発表に合わせて“Faster”の音源とヴィジュアルが公開されている。

ジェームス・ディーン・ブラッドフィールドは本作について次のように語っている。「僕は、自分たちがまだ『ホーリー・バイブル』を演奏できるだけのタフなバンドであることを証明したかった。軍隊のように一体となってステージでアルバムを叩きつける感覚が、まだ自分たちの中にあることを示したかったんだ。その筋肉の記憶、その誇りは今も残っている。こうしたことをやれば、当然、過去というフィルターを通して見られる。“期待していたほどの輝きはない”と言われるかもしれない。そんな懐疑的な声を覆したいという思いが、僕の大きな原動力になった」

「スタジオでリハーサルを始めた時から不安はなかった。大切なのは感覚を取り戻し、筋肉の記憶や反射的な反応を呼び覚まし、自分たちに『まだできる』と証明することだった。このアルバムが非常に演奏の難しい作品であることは分かっていたが、再びできると信じていた。ラウンドハウス公演の時は酷いインフルエンザにかかっていて声も出なかった。初日の夜はステロイドまで服用していたんだ。それでもステージに上がると不思議なほど声が戻ってきた。傷んだ声で『ホーリー・バイブル』を演奏する恐怖から、何か超自然的なアドレナリンが湧いていたのかもしれない。このアルバムを演奏するとき、自分は別の仮面を被っているような感覚になった。歌詞すべてに完全に入り込む必要はなく、そのエネルギーに身を委ねればよかった。そしてそれは素晴らしい感覚だった。ロックンロールという劇場の一部になれたし、あの力強さに再び近づけた気がした」

ニッキー・ワイアーは次のように続けている。「『ホーリー・バイブル』の楽曲に再び向き合えるようになるまでには長い時間が必要だった。何年もの間、ただ曲をそこに存在させ、成長し、変化していくのを見守ってきた。いつしか僕たちは楽曲そのものから少し距離を置いていたようにも思う。僕は、この作品が求める肉体的・技術的・精神的な負荷にかなりためらいを感じていた。この曲群には特有の精神状態が必要だったし、自分の中にまだその猛烈な集中力が残っているのか確信が持てなかった」

「アルバム全曲再現の話が持ち上がった頃、僕たちは『フューチャロロジー<未来派宣言>』の成功によって非常に良い流れに乗っていた。そのままツアーを続けることもできたが、なぜか僕たちの思考は『ホーリー・バイブル』へと戻っていった。この作品は何だったのか、何を意味していたのかを考えたんだ。このアルバムの曲を一緒に演奏するのは決して簡単ではないと分かっていた。アルバム発売当時ですら、ライブで演奏するのはせいぜい5〜6曲だったからね。しかしアイデアは膨らみ、やがてツアーになった。『フューチャロロジー<未来派宣言>』は第二部に組み込まれ、『ホーリー・バイブル』が容赦ないオープニングとなった。ジェームスは僕以上にこの挑戦を歓迎していた。彼は、この作品を成立させるために必要な意志力やコントロール、そして恐怖と向き合うことに活力を見出していたようだった。それは、インフルエンザで声を失った最後のラウンドハウス公演で特に明らかだった。彼はただ突き進んだ。その荒々しく切迫した歌声が、この演奏を完成させている」

「『ホーリー・バイブル』を最初から最後まで演奏しようと決めた大きな理由の一つは、リッチーの天才的な歌詞を、改めて大勢の観客に届けたかったからだ。そして、その言葉が今なお人々の心にどのように響くのかを見たかった。このライブ作品は、おそらく僕たちがバンドとして、友人として、『ホーリー・バイブル』特有の精神状態を最後に共有できた瞬間を記録しているのだと思う。こうして残せたことに心から感謝している。ツアー後に、キアラン・エヴァンスが全公演を撮影して制作していた映像作品を観た。本当に素晴らしかった。親密で、息苦しいほど重厚でありながら、不思議な高揚感もある。ただの映画というより、キアラン自身もまた、僕たちと同じ精神状態に入り込んでいたように思う」

初回盤には長年のコラボレーターであるキアラン・エヴァンスによる映像作品『Be Pure, Be Vigilant, Behave』のBlu-rayが付属する。

リリースの詳細は以下の通り。

マニック・ストリート・プリーチャーズ
最新ライヴ・アルバム『The Holy Bible Live』
2026年10月23日(金)全世界同時リリース
完全生産限定盤CD+Blu-ray:価格:6,600円(税込) 品番:SICP-31883〜31884
通常盤CD:価格:3,300円(税込) 品番:SICP-31885
CD収録楽曲
1. Yes – Live at Roundhouse, London (2014) 
2. Ifwhiteamericatoldthetruthforonedayit’sworldwouldfallapart – Live at Roundhouse, London (2014) 
3. Of Walking Abortion – Live at Roundhouse, London (2014) 
4. She Is Suffering – Live at Roundhouse, London (2014) 
5. Archives of Pain – Live at Roundhouse, London (2014) 
6. Revol – Live at Roundhouse, London (2014) 
7. 4st 7lb – Live at Roundhouse, London (2014) 
8. Mausoleum – Live at Roundhouse, London (2014) 
9. Faster – Live at Roundhouse, London (2014) 
10. This Is Yesterday – Live at Roundhouse, London (2014) 
11. Die in the Summertime – Live at Roundhouse, London (2014) 
12. The Intense Humming of Evil – Live at Roundhouse, London (2014) 
13. P.C.P. – Live at Roundhouse, London (2014) 

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