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グラミー賞を受賞したジャズ・アーティストであるカサンドラ・ウィルソンが亡くなった。享年70歳だった。

ミシシッピー州出身のカサンドラ・ウィルソンは同州のジャクソンで現地時間9月1日の朝に亡くなったという。マネージャーはジャズ・ラジオ局「WBGO」に声明を発表しており、カサンドラ・ウィルソンは「家族、親しい友人、そしてマネージャーに見守られながら、自宅で安らかに亡くなった」と述べている。

死因については発表されていない。

ジュールズ・ホランドは訃報を受けて、「悲しい知らせを聞いた」と述べている。「友人や家族の皆さんに愛と哀悼の意を送ります」スカンク・アナンシーは「本当に悲しいニュースです。彼女は素晴らしいシンガーでした。ご家族やご友人に心からお悔やみ申し上げます」と述べている。

カサンドラ・ウィルソンはミシシッピー州ジャクソンでハーマン・フォークス・ジュニアとメアリー・マクダニエルの間に生まれている。3人兄弟の末っ子だったカサンドラ・ウィルソンは子どもの頃からモータウン・ミュージックやジャズに囲まれ、6歳からクラシック・ピアノのレッスンを受けている。

クラリネットを学び、マーチング・バンドで演奏する一方で、カサンドラ・ウィルソンは父親の勧めでメル・ベイの教則本を使い、独学でギターを習得している。この時期に彼女は自身のフォークソングを書き始めている。

ミルサップス大学とジャクソン州立大学でマスコミュニケーションを学んだカサンドラ・ウィルソンはR&B、ファンク、ポップスのカヴァー・バンドなど、多岐にわたるバンドで演奏活動を行っている。大学卒業後、ニューオーリンズで本格的にジャズのキャリアを追求し始めたカサンドラ・ウィルソンはアール・タービントン、アルヴィン・バティステ、エリス・マルサリスといった音楽家たちから指導を受けている。

ニューヨークへ移ったカサンドラ・ウィルソンはアルトサックス奏者のスティーヴ・コールマンと共にM-ベース・コレクティヴを立ち上げている。この時期、カサンドラ・ウィルソンは即興的な歌唱表現を追求し、スティーヴ・コールマンのアルバムにも数多く参加している。

カサンドラ・ウィルソンは批評家から絶賛されることになった1988年発表の『ブルー・スカイズ』、1997年にグラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム賞を受賞したブルーノートからのアルバム『ニュー・ムーン・ドーター』、2007年に再びグラミー賞を受賞することになった『ラヴァリー』といった数多くのソロ・アルバムも発表している。

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