Photo: Andy Ford

フォンテインズD.C.は通算4作目となるニューアルバム『ロマンス』を8月23日にリリースすることを発表して、ニュー・シングル“Starburster”の音源が公開されている。

2022年発表の『スキンティ・フィア』に続く新作はここ1週間で予告されてきたが、今回、フォンテインズD.C.は新たにXLレコーディングスと契約して、ジェームス・フォードがプロデュースを手掛けた新作『ロマンス』をリリースすることを発表している。

新作のリリース発表と共にフロントマンであるグリアン・チャッテンがパニック発作に見舞われたことを扱った楽曲“Starburster”が公開されており、ミュージック・ビデオはハリー・スタイルズらと仕事をしてきたオーブ・ペリーが手掛けている。

“Starburster”のミュージック・ビデオはこちらから。

アルバム・タイトルについてベーシストのコナー・ディーガンは次のように語っている。「僕らには常に理想主義とロマンスがあった。アルバムごとにアイルランドというレンズを通して、それを見つめていくことから離れていった。(デビュー・アルバムの)『ドグレル』は直接的だった。セカンド・アルバム『ヒーローズ・デス』はそこから離れていくことについてだった。サード・アルバムの『スキンティ・フィア』はディアスポラの中で居場所を失ったアイルランドらしさについてだった。今回はロマンティックなものがどこにどんな形であるのかを見つめている」

コナー・ディーガンは次のように続けている。「このアルバムは有形の世界と心の中にある場所、どちらがファンタジーから見極めるものなんだ。どちらがより現実を体現しているのか? それは僕らにとってスピリチュアルとも言えることなんだよ」

一方、グリアン・チャッテンは新作には「世界の果てで恋に落ちる」ことへの「強い思い」が反映されていると語っている。

「アルバムは小さな炎を守ることについてなんだ」とグリアン・チャッテンは語っている。「アルマゲドンが迫れば迫るほど、それはかけがえのないものになる」

グリアン・チャッテンは「レトロな審美眼」に背を向けて、『ロマンス』でバンドは「ずっと言いたかったことを言っているんだ。もう十分だとは思わないけど、気持ちが軽くなったのはよかったね」と述べている。

トラックリストは以下の通り。

1. ‘Romance’
2. ‘Starburster’
3. ‘Here’s The Thing’
4. ‘Desire’
5. ‘In The Modern World’
6. ‘Bug’
7. ‘Motorcycle Boy’
8. ‘Sundowner’
9. ‘Horseness Is The Whatness’
10. ‘Death Kink’
11. ‘Favourite’

フォンテインズD.C.は『スキンティ・フィア』のリリース後、ニック・ドレイクの“Cello Song”のカヴァーをコンピレーションに提供している。

昨年12月、フォンテインズD.C.、マッシヴ・アタック、ヤング・ファーザーズは国境なき医師団を支援する12インチの限定チャリティ・シングルをリリースすることを発表している。

「フォンテインズD.C.は世界中の何百万人もの人々と共に、即時停戦とイスラエルによる残忍なパレスチナ占領の恒久的な終結を求めています」とフォンテインズD.C.は述べている。

「10月以降、イスラエル軍の無差別攻撃によって負傷した何千人もの人々を救うために、すべての人々がイスラエル軍の標的となるガザで国境なき医師団は命をかけて活動しています。今、私たちにできることはまったくないと感じていますが、このレコードでガザで活動する国境なき医師団にどうしても必要な資金を集めることで少しでも貢献できればと思います。今すぐ停戦してください。パレスチナに自由を」

フォンテインズD.C.はフジロックフェスティバル ‘24に出演することが決定している。

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