Photo: Derek Bremner for NME

エンター・シカリは2027年末をもって無期限の活動休止に入る計画を明らかにしている。

フロントマンのルー・レイノルズは先月、動画を投稿して、2026年に活動を行っていないことについて燃え尽き症候群、強迫性障害、そして神経系の過敏化といった問題に直面して、「多くの困難を経験する中で、自分のキャパシティがゼロになってしまった」と説明していた。

エンター・シカリは今年4月に最新作『ルーズ・ユア・セルフ』をリリースしたものの、その後は「ほとんど何もしていなかった」ということだが、この休息期間は「どうしても必要なものだった」として、「バンドの今後」については「近いうちに」続報を伝えると約束していた。

今回、エンター・シカリはソーシャル・メディアに長文を投稿して、今後の活動について詳細を明かしている。これは11月に予定されているバンド史上最大規模のヨーロッパ・ツアーに先立ち、今月行われる小規模なウォームアップ・ライブの発表に続くものとなっている。

エンター・シカリは声明で2027年末以降の予定は決まっておらず、それをもって「レコーディングやライブを行う存在としての活動を停止する」と述べている。

「この休止状態が、やがて爆発的な活動再開で終わるのか、それとも消滅で終わるのかは分かりません。どちらになるのか、私たちにも見当がつかないのです」とバンドは述べている。「皆さんが折に触れて思い出させてくれるように、2027年はデビュー・アルバム『テイク・トゥ・ザ・スカイズ』のリリースから20周年にあたります。私たちは15歳の頃から一緒に音楽を演奏し、それ以上に長い友人関係にありますが、これが大きな節目であることは間違いありません」

エンター・シカリはツアーを行うバンドとして活動し続けることが「メンタルヘルスに明らかな悪影響を及ぼす」ことにも言及している。「でも、それをやっていきます。それこそが愛しているものだからです」

「幸運なことに、私たちは『あまり人が通らない道こそが、時に興味深い旅になる』と理解してくれるファンを築き上げることができました。しかし、その道の険しさが、ささやかな旅人をすり減らし、疲れ果てさせてしまうような段階に至ることもあるのです」

エンター・シカリは長年の活動のなかで「優先順位やキャパシティが変化した」ことを認めつつ、ルー・レイノルズの健康問題が浮上する前から「今後数年間をどう過ごすべきかについて難しい会話を重ねてきました」と述べている。

「解散するわけではありませんが、2027年以降のスケジュールは決まっていません」とエンター・シカリは説明している。「来年はこのバンドが私たちにとってどのような意味を持つのかを祝福するような一年にするのを楽しみにしています。しかし、その後はしばらく活動を休止して、エンター・シカリではなく、ルー・レイノルズ、ロブ・ロルフ、ロリー・クルーロウ、クリス・バッテンという個人として過ごすのがどんな感じなのかを確かめてみたいと思っています」

「もしかしたら、フガジのように誰かに聴かせる必要など感じることなく、ただ楽しむために集まってリハーサルをすることになるかもしれません。確かなことはただ一つ、プロのバンドとして20年間活動してきた私たちにとって、3年先までの計画が決まっていないというのは、とても解放感があるということです」

来月から始まるアリーナ・ツアーについてエンター・シカリは「最高のツアーにする」ことに集中しているとも述べている。「もしも、今回のツアーが私たちを観る最後の機会になる人もいるのだとしたら、特別なものにしたいと思っています」

また、エンター・シカリは「新しい楽曲の制作にも取り組んでおり、近いうちに聴いてもらえるはずです。さらに、撮影を終えたばかりの別の企画もあります」と新たな動きについても示唆している。

2027年、エンター・シカリはすでにヨーロッパや北米のフェスティバルにブッキングされているが、2027年は『テイク・トゥ・ザ・スカイズ』の20周年のほか、『ア・フラッシュ・フラッド・オブ・カラー』の15周年、『ザ・スパーク』の10周年という節目の年となっている。

「もし私たちが先を見越して計画を立てたりするのが得意なタイプだったら、このメッセージは『さよなら』のワールド・ツアーを発表するための前振りになっていたでしょう。しかし、ワールド・ツアーは行いません。お気に入りの会場のいくつかで最後にもう一度演奏できればと願っていますが、それがどれくらい実現可能かはまだ分かりません」

エンター・シカリは次のように締めくくっている。「今後14ヶ月間の間に何らかの形で皆さんとお会いできることを心から願っています。もしも、それが叶わなかったとしても、最後に伝えたいのはみなさんのこれまでの応援、流してくれた汗、情熱、そしてエネルギーに対する感謝の気持ちです」

今年4月、『NME』のインタヴューに応じたルー・レイノルズは大規模なUKツアーに向けた新たなライヴ演出について次のように語っている。「アルバムの制作に集中しすぎていて、ライヴの演出について考えることさえ、あえて避けてきたくらいなんだ。でも、幸いにもアレクサンドラ・パレスで2公演を行うことができるわけだからね。充実した内容を届けようと思っているよ」

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