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ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは現在の政治情勢や社会不安を背景にアメリカについて「今はちょっと残念に思っている」と語っている。

キース・リチャーズは1985年に移住してからというもの40年間にわたってコネチカット州で暮らしている。

7月10日にリリースされるニュー・アルバム『フォーリン・タングス』について『サンデー・タイムズ』紙のインタヴューを受けたキース・リチャーズは“Ringing Hollow”が反ドナルド・トランプ大統領の曲ではないかという解釈に言及している。

キース・リチャーズはドナルド・トランプ大統領に向けた曲であるかどうかは明言を避けたものの、“Ringing Hollow”が「アメリカに対するノスタルジックな愛着と今はちょっと残念に思っている気持ち」について歌った曲だと語っている。

キース・リチャーズは「鉄のヘルメットを被って地下壕で暮らしている」と冗談を飛ばしながら、周囲の人々が経済的な困窮を懸念している様子を肌で感じていると語っている。「聞くのはガソリン価格への不満ばかりだね。そこが人々の生活を直撃しているんだ」

ミック・ジャガーは『モジョ』誌のインタヴューで“Ringing Hollow”のインスピレーションについてドナルド・トランプ政権のアメリカだけではないものの、「いわゆる一般的なアメリカとそれに対する自身の体験」がテーマの中心になっていると語っている。

「アメリカン・ドリームは一部の人々にとっては健在なんだろうし、ここ12ヶ月の間に起きた素晴らしい移民による物語があることも分かっている。でも、目にするのはアメリカ帝国の衰退についてだよね」とミック・ジャガーは語っている。「同じではないけれど、帝国の行き過ぎやロビー活動のシステムについては多くの疑問が投げかけられているよね」

“Ringing Hollow”は『ファー・アウト』によれば以下のような歌詞があるという。「Lady Liberty don’t look so good when there’s a tear in her gown(自由の女神もそのガウンが破れていてはあまり見栄えが良くない)」

ザ・ローリング・ストーンズは“Ringing Hollow”がドナルド・トランプ大統領への直接的な批判であると明言することはなかったが、過去10年間でドナルド・トランプ大統領と何度か対立してきた経緯がある。

2016年、ザ・ローリング・ストーンズは“You Can’t Always Get What You Want”を使う許可を与えていないとして「即時で使用を止めるように求める」声明を発表している。ドナルド・トランプ大統領はこの要請を無視して、同年7月にクリーヴランドで行われた共和党員向けの75分間の演説の最後で“You Can’t Always Get What You Want”をかけている。

2019年夏にはミック・ジャガーがドナルド・トランプ大統領の独立記念日の演説での発言を受けてステージ上で揶揄しており、同年後半には気候変動に対する姿勢を批判している。

「僕らは今、非常に困難な状況にあるわけでさ。とりわけアメリカにおいては、かつてきちんと管理されていたはずの環境統制が、現行の政権のせいで後退してしまっていて、壊滅的な状況になってしまっているんだ」とミック・ジャガーは当時語っている。「アメリカは環境統制における世界のリーダーであるべきなのに、今や反対の方向に進んでしまっているんだよ」

2020年、ザ・ローリング・ストーンズはドナルド・トランプ大統領に集会で自分たちの楽曲を使うのをやめなければ法的措置を行うと述べている。

新作『フォーリン・タングス』はロンドン西部のメトロポリス・スタジオにてわずか1か月足らずでレコーディングされており、前作でも彼らと仕事をし、キース・リチャーズが「審判役」と評するグラミー賞受賞プロデューサーのアンドリュー・ワットがモダンとクラシック・ロックを融合させるアプローチで再び起用されている。

『フォーリン・タングス』にはポール・マッカートニー、スティーヴ・ウィンウッド、ザ・キュアーのロバート・スミス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスといった豪華ゲスト陣も参加している。

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