
Photo: Sonny McCartney / MPL Communications
ポール・マッカートニーはインタヴューでファンとセルフィーを撮影しない理由について説明している。
ポール・マッカートニーは今月ニュー・アルバム『ダンジョン・レインの少年たち』をリリースする予定となっており、アルバムはリヴァプールでの幼少期を振り返る非常にパーソナルな作品となっている。
『ザ・レスト・イズ・エンタテインメント』のインタヴューを受けたポール・マッカートニーはザ・ビートルズ時代は自分たちが有名であることを「楽しんでいた」が、時が経つにつれて「対処法を学ぶ必要がある」と語っている。
「時代が経つにつれて事情も変わってきたよね」とポール・マッカートニーは語り、誰もがカメラ付きの携帯電話を持っていることで名声との付き合い方が変わったと述べている。「だから、誰かに会っても、相手が携帯電話を取り出そうとしたら、『すみません。写真は撮らないんです』と言うようにしている。今はそれってかなり過激なことなんだよ」
ポール・マッカートニーは「セルフィーは撮りたくない」として、オプラ・ウィンフリーとこの話題について話した時のことを振り返っている。「単純なことなんだけどね」
「やりたくないんだ。自分にとって重要なことが失われてしまう気がするんだ」とポール・マッカートニーは説明している。「自分が何か特別な存在だと思い始めた途端、自分が好きになれなくなる。ありのままの自分でいることが自分にとってとても大切なんだ」
写真を撮影しないことにファンが戸惑うと、ポール・マッカートニーはとある猿に関する話をするという。「長々とした説明をするんだけど、フランス南部のサントロペの海岸に猿を飼っている人物の話をするんだ。その猿と一緒に写真を撮るにはお金を払わなければならないんだよ。自分はその猿みたいな気分になりたくない。写真を撮ってしまうと、その猿みたいな気分になる。もう自分じゃなくなってしまう。何か別の存在になってしまうんだよ」
ポール・マッカートニーはリヴァプールで過ごした少年時代について2018年の『NME』のインタヴューで、故郷に帰ってみた時のことを振り返っている。
「リヴァプールに帰って、少年時代の場所を振り返ることができたのは素晴らしかった」とポール・マッカートニーは語っている。「いつも自分で運転していてね。学校から通っていたバスのルート、スピークやアラートンからのルートを車で案内することもある」
「今はナショナル・トラストによって保存されている昔の家の前なんかも通るんだけど、『あそこが僕のベッドルームだよ。裏の路地はザ・ジガーって呼んでたんだ』なんて話すんだ。そうすると、いろいろな思い出が一気に甦ってくるんだよ」
「この間、キャヴァーン・クラブで行ったライヴもまさにそんな感じだった。ああいう小さなクラブで、観客がすぐ目の前にいるような状況だと、いい演奏ができるようになるんだ。どんな感じだったか、すぐに思い出すんだよ」
ポール・マッカートニーはニュー・アルバム『ダンジョン・レインの少年たち』を5月29日にリリースすることを発表している。新作『ダンジョン・レインの少年たち』にはポール・マッカートニーとリンゴ・スターの初のデュエットとなる“Home To Us”も収録される。リヴァプールでのルーツを懐かしく振り返る“Home To Us”にはシャーリーン・スピテリとクリッシー・ハインドもゲスト・ヴォーカルとして参加している。
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