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ブリーチャーズのジャック・アントノフはAIを使って音楽やアートを作ることについて自身の見解を語っている。
ブリーチャーズは5月22日に通算5作目となるニュー・アルバム『エヴリワン・フォー・テン・ミニッツ』をリリースすることが決定している。
今回、ジャック・アントノフは公開書簡をソーシャル・メディアに投稿する形で、AIによる音楽制作への考えについて自身の思いを述べている。
「私たちのやっていることはもはや古代の儀式のようなものになってしまった。音楽を作曲する必要はないし、レコーディングを行う必要もないし、バンドで演奏する必要もない。しかし、私たちにとって自分たちのやっていることを最適化するという考えは、そもそも私たちを突き動かすものの本質を完全に見失っているように思える。私たち(自分自身、バンドのみんな、私の知る人たち)はこの仕事をより速く、より簡単にしようとしたことは一度もない。この仕事に必要な偶然性や魔法に苛立ちを感じたこともない。むしろ自分たちがやっているのは、そういうことがまさに理由だからだ。プロセスそのものを抜きにしては、それは無になってしまう」
ジャック・アントノフはAIでアートや音楽の世界に乗り出そうとしている人々について言及している。
「だから、アートを偽造する新しい方法に熱狂している人たちはぜひ車で崖から降りてくれ。私たちはそれを心から喜んで見守りたいと思う。神から授かった形で作曲やレコーディング、パフォーマンスといった古代の儀式を行う新しい世代も現れるだろう。だから、悪人たちが自ら粗悪な作品を通して正体を現し、苦闘する偉大なアーティストたちが、この世に生を受けた目的を果たすために手一杯になっている奇妙な時代の中で、私たち(自分自身、バンドのみんな、私の知る人たち)は内側から出てくるものを明らかにしていくことにこれまで以上に力を注いでいく。つまり、作曲やレコーディング、パフォーマンスを行っていく。この神聖なプロセスを最適化する方法があると考えることほど恥ずべきことはない」
ジャック・アントノフは次のように続けている。「また興味深いのは、この悪夢に追随することについて喜んでいるのは主に現実離れした人たちであり、私が知っている新しいアーティストたちは内側から出てくるもの以外は興味がないということだ」
ジャック・アントノフは現在の音楽シーンにおいて最も多作なプロデューサーの一人であり、テイラー・スウィフト、ロード、ラナ・デル・レイ、FKAツイッグス、シーア、クレイロ、セント・ヴィンセント、トロイ・シヴァンといったアーティストとコラボレーションしている。
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