
Photo: Sonny McCartney / MPL Communications
ポール・マッカートニーはリンゴ・スターとの初のデュエットとなり、クリッシー・ハインドとシャーリーン・スピテリも参加している“Home To Us”の音源が公開されている。
“Home To Us”は5月29日にリリースされるニュー・アルバム『ダンジョン・レインの少年たち』に収録される。
「キャリア史上最も内省的なアルバム」と評される『ダンジョン・レインの少年たち』はプレス・リリースで「戦後のリヴァプールでの幼少期、両親の逆境力、ビートルマニアよりはるか以前のジョージ・ハリスンとジョン・レノンとの冒険についてオープンに書き、リスナーをリヴァプールの思い出、すべての始まりに導く」と説明されている。
“Home To Us”の音源はこちらから。
アルバムからは“Days We Left Behind”が既に公開されているが、現地時間5月5日にロンドンのアビイ・ロード・スタジオで開催されたファン向けのアルバム試聴イベントでポール・マッカートニーは“Home To Us”の詳細について語っている。
“Home To Us”はポール・マッカートニーのソロ作品としては初めてリンゴ・スターが参加した楽曲であり、また、このアルバムに収録される唯一のゲスト・ドラマー参加曲となっている。
この曲にはシャーリーン・スピテリとクリッシー・ハインドもゲスト・ヴォーカルとして参加しており、プロデューサーにはアンドリュー・ワットが起用されているが、ポール・マッカートニーは1970年発表のソロ・デビュー・アルバム『マッカートニー』の精神を受け継ぎ、アルバムのほとんどの楽器を自ら演奏している。
「リンゴ・スターがちょっとスタジオに立ち寄って、ドラムを叩いてくれたんだよ。それでアンドリュー・ワットにトラックを作って、彼に送ろうと言ったんだ。だから、この曲はリンゴ・スターを念頭に置いて作った曲なんだ」とポール・マッカートニーは説明している。
「この曲を書くにあたって、自分たちの出てきた場所について書こうとしたんだ。多くの人が知っている通り、何もないところから自分の力で這い上がってきた。リンゴ・スターもディングルの出身で、本当にハードな地域だった。彼は働いていたから、帰り道に強盗に遭うこともあると言っていたよ。クレイジーかもしれないけど、僕たちにとっては故郷なんだ」
「そうした考えで曲を作って、リンゴ・スターに送ったら、コーラスに少しだけラインを加えたヴァージョンを送り返してきたんだ。それで『もしかして気に入ってないのかな』と思って電話したら、彼は僕が一節か、二節だけ歌ってほしいと思っていたらしくてね。だから、全部歌ったものを聴かせてほしいと言ったよ。それで私の1行目とリンゴ・スターの2行目を組み合わせて、デュエットになったんだ」
「こんなことはこれまでやったことがなかった。それで、バッキング・ヴォーカルが欲しくなったんだけど、女性だったら素敵になるんじゃないかというアイディアがあってね。クリッシー・ハインドがやると言ってくれて、シャーリーン・スピテリも友達だからね。二人でやってくれたんだ」
アルバムに収録される楽曲には、率直で繊細、そして深い内省に満ちたポールの姿があり、戦後リヴァプールでの幼少期、両親の逆境力、そして世界がビートルマニアを知るはるか以前のジョージ・ハリスンやジョン・レノンとの初期の冒険について、これまでにないほどオープンに綴られているという。
一方、リンゴ・スターは通算22作目のソロ・アルバム『ロング・ロング・ロード』が4月24日にリリースされている。
T・ボーン・バーネットとの二度目のコラボレーションとなる本作はビリー・ストリングス、シェリル・クロウ、セイント・ヴィンセントも参加しており、全10曲が収録されている。
「このアルバムに参加してくれたゲストはそれぞれ違うものを持ち込んでくれた。みんな、素晴らしいプレイヤーであり、シンガーだからね」とリンゴ・スターは『NME』に語っている。「長年、この世界で活躍してきた素晴らしいミュージシャンたちだし、T・ボーン・バーネットがそこには関わっている。私の目では彼はこのアルバムで一つもミスをしていないと思う」
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