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クラフトワークはポップ・ミュージックの歴史においても長きにわたる裁判として知られている“Metal On Metal”のサンプリングをめぐる裁判で敗訴したと報じられている。

クラフトワークは1977年のアルバム『ヨーロッパ特急』に収録された“Metal On Metal”の音源をプロデューサーのモーゼズ・ペラムとマーティン・ハースが1999年に発表した楽曲“Nur Mir”でサンプリングしたことをめぐって争っている。

裁判は1990年代後半にドイツ国内で著作権侵害訴訟として始まり、クラフトワークのメンバーであるラルフ・ヒュッターと亡きフローリアン・シュナイダーは、楽曲の無許可使用は著作権侵害にあたるとして当初勝訴していた。

しかし、この判決はその後控訴され、覆され、何度も欧州司法裁判所で争われることとなっている。その結果、ヨーロッパにおけるサンプリングをめぐる事例として30年近くにも及ぶ法廷闘争へと発展している。

2019年には録音された楽曲の認識可能な部分をサンプリングすることは、サンプリングされた部分がもはや識別できないほど変更されていない限り、著作権侵害に当たると判決が下されていた。


今回、現地時間4月14日、ルクセンブルクにある欧州司法裁判所は、既存の音源を変形させつつも認識可能な形で使用した場合、その楽曲がオリジナルとは「著しく異なり」、オリジナルとの「芸術的または創造的な対話」となっている時は「パスティーシュ」に該当し得るとの判決を下している。

これはクラフトワークにとって敗訴を意味しており、モーゼズ・ペラムとマーティン・ハースによるサンプリングの使用が「パスティーシュ」の範疇に該当することを示すこととなっている。

クラフトワークについてはマルチメディアによるUK&アイルランド・ツアーを5月17日にダブリン公演から始める予定となっており、全17公演に及ぶツアーではロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで6月4日・5日・6日に3公演が行われる。

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