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ケリー・クラークソンはプロデューサーのドクター・ルークについて「いい人ではない」と評し、彼と仕事をするよう「脅された」と語っている。

本名をルーカス・ゴッドワルドというドクター・ルークは、ケリー・クラークソンの2004年のヒット曲“Since U Been Gone”を手がけており、また2009年の“My Life Would Suck Without You”でも一緒に仕事をしている。

以前より報道されている通り、歌手のケシャはドクター・ルークによって10年前にドラッグを打たれ、レイプされたと訴えていたが、2月19日にニューヨーク最高裁判所によってプロデューサーとのレコード契約解除については否決されている。

オーストラリアのラジオ局「KIIS 1065」とのインタヴューで、ケリー・クラークソンはドクター・ルークと仕事をしていた時のことを尋ねられ、彼を批判し、一緒にいるのが難しいドクター・ルークの人柄を説明し、強制的に彼をレコーディングを行ったことをほのめかしている。

「前回、彼と仕事をした時は彼とだけ仕事をしたの。というのも文字通り、レーベルから彼とやるように脅されたの」とケリー・クラークソンは説明している。「本当にわたしにとって大変な時期だったわ。だって、レーベルの人は『これをやらなければ、君のアルバムは出さないぞ』って感じだったの」

「アメリカン・アイドル」の優勝者であるケリー・クラークソンだが、スタジオでドクター・ルークと仕事をするのはどんな感じか説明している。「前に衝突したわ。彼って一緒にやりにくいのよ。品位にかけるって感じかしら」と彼女は語っている。「間違いなく才能を持っている人よ。でも、たくさん嘘をつくし、音楽的にもわたしにとってはやりにくかったの。だって、人に嘘をついて、アーティストを悪く見せようとするんだもの」

ケリー・クラークソンはレコーディングを進めるにあたって自身のバンドやチームのことを考えたと説明している。「わたしには支えてくれるクルー全員がいたし、わたしたちに生計で依存している人もいる。だから、時々、イヤなことに従わなくちゃいけないという決定を下さなきゃいけない時もあるのよ」

プロデューサーへの否定的な意見にもかかわらず、ケシャの状況とは明らかに違うことも認めており、「性的虐待のようなことはまったくなかった」と語っている。

ケシャの裁判の判決を受けて、ツイッターでは「#FreeKesha」のハッシュタグがトレンドとなり、世界中の多くの大物女性ミュージシャンが運送に参加している。「ガールズ」で知られるレナ・ダナムは裁判で「本当に気分が悪くなった」と表現し、アデルはブリット・アウォーズの受賞をケシャに捧げている。

ドクター・ルークは先月、ケシャの申し立てについて弁護士を通して否定しており、ツイッターでは「わたしはケシャをレイプしていないし、セックスをしたこともない」とし、ケシャの裁判について「金銭を目的としたもの」としている。

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