
Photo: GETTY
ベイビーシャンブルズのギタリストだったパトリック・ウォールデンが亡くなった。享年46歳だった。
訃報は元バンドメイトによって現地時間6月20日にフェイスブックで発表されている。「彼と知り合い、愛して、一緒に仕事をできたのは大変幸運なことでした。この困難な時期は敬意を持ってプライバシーに御配慮いただければと思います。ピーター、ドリュー、ミック、アダム」
死因については発表されていない。
パトリック・ウォールデンはロンドンでフルーイド、ザ・ホワイト・スポート、シックス・コールド・サウザンドといったバンドで音楽業界でのキャリアを始め、その後にベイビーシャンブルズに加入している。ベイビーシャンブルズはザ・リバティーンズで活動できなくなったピート・ドハーティによって2004年に結成されている。
パトリック・ウォールデンはバンドに加入後、“Fuck Forever”や“Pipedown”など、デビュー・アルバム『ダウン・イン・アルビオン』に収録された楽曲を数多く共作している。この時期にパトリック・ウォールデンはジェイムス・ブラントのレコーディングにもセッション・ミュージシャンとして参加している。
2006年、パトリック・ウォールデンは北ロンドンの自宅で交際相手に暴行した罪で起訴されて、ベイビーシャンブルズを脱退することとなっている。その後、容疑は晴れて、不起訴となっている。パトリック・ウォールデンは2007年から2009年にかけてベイビーシャンブルズと断続的に共演していたが、再加入することはなかった。
2014年、パトリック・ウォールデンはインタヴューでジャズ音楽への元々の愛を取り戻すためにジャズ作曲の学位を取得していることを明かしていた。
2023年、パトリック・ウォールデンはポッドキャストでベイビーシャンブルズを脱退したことについて次のように語っている。「嵐から抜け出すような感じだった。脱退したわけだけど、押し出された感もある。どっちが事実からは分からないけど、そんな感じがあったんだよ」
「後悔もあるけどね」とパトリック・ウォールデンは続けている。「それは朝起きてみて、その日の気分次第だったりもする。あるべき形で物事は進んだと思うこともある。みんなとは今も友人だしね」
今年3月、ピート・ドハーティ、ベーシストのドリュー・マコーネル、ドラマーのアダム・フィセクは共演を果たして、“Albion”や“Fuck Forever”など、7曲を演奏している。
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