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ダリル・ホール&ジョン・オーツのダリル・ホールは「ヨット・ロック」というジャンルに対して自身の見解を語っている。

ポッドキャスト『ブロークン・レコード』でジャスティン・リッチモンドのインタヴューを受けたダリル・ホールは1970年代後半から1980年代前半にかけてのイージーリスニング・ロックに適用される「ヨット・ロック」というジャンルについて否定的な見解を口にしている。

「あれが理解できないんだよね。まず、ヨット・ロックというのはカリフォルニアのくだらない二人による冗談だったんだ。それが突然ジャンルになったんだ。理解できないし、理解できたこともない。ただのR&Bなんだよ。ちょっとジャズも入っているかもしれない。メロウなR&B、スムースなR&Bだよね。何がヨットなのか、分からないんだ」

ダリル・ホールはダリル・ホール&ジョン・オーツの音楽が「ヨット・ロック」に分類されるのは自分たちがロック・ミュージックの慣習に制約されたくなかったためだろうと続けている。

「ジャンル分けできなかったから、みんなに誤解されたんだ。常にソフト・ロックとか、ヨット・ロックとかを持ち出してくるわけだけど、全部ナンセンスだよね。どれも僕のやったことをちゃんと言い表せていないと思うよ」

ヨット・ロックという言葉は2005年からオンラインで配信されていたコメディ・ビデオ・シリーズ『ヨット・ロック』の制作者たちによって作られた造語で、南カリフォルニアで人気のレジャーであるヨットと結びつけられることとなっている。

昨年、ダリル・ホールはジョン・オーツとの確執について自身の見解を語っている。ダリル・ホールは2023年11月にジョン・オーツが合弁会社の株を「不意打ちで」売却しようとしているとして訴訟を起こしており、一方、ジョン・オーツはその主張を「不正確なもの」と述べていた。

ダリル・ホールは二人の不仲の原因について語っている。「僕とジョンは何十年もクリエイティヴな関係にはないんだ。ジョンと一緒に書いた最後の曲は2000年のもので、他の人も入っていた。あとはツアーばかりで、それは僕にとっても、ジョンにとっても限定的なものだったんだ」

ダリル・ホールは次のように続けている。「真実としては、ある日、ジョンがもうやりたくないと言ったんだ。僕は『分かった』と言ったけれど、問題はジョン・オーツが離散と別れを簡単なものにはしてくれなくて、難しいことがあって、それは今も残っている。そういうことなんだよ」

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