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マドンナは「不朽のアイコンに新たな視点」をもたらすドキュメンタリー作品『ビカミング・マドンナ』がスカイ・ドキュメンタリーによって放送されることが決定している。

『デッドライン』はスカイ・ドキュメンタリーが貴重な映像、未発表写真、「これまでドキュメンタリーで発言したことのない人も含む家族、友人、コラボレーション相手との親密なインタヴュー」による「マドンナが史上最大の女性ポップ・アイコンになるまでの過程を描く」ドキュメンタリーを製作したと報じている。

本作はマドンナが70年代後半に若いプロ・ダンサーから世界でも最もビッグなミュージシャンになるまでを描いたもので、「若き日のマドンナが規格外の人生とキャリアを振り返った未発表音声を中心としたもので、過去映像を使った臨場感溢れるもの」になるという。

概要には次のように記されている。「マドンナがプロのダンサーになる夢をもってミシガン州からニューヨークに辿り着いた時に、この驚くべき歩みは始まりました。この作品は1978年から1992年までを追ったもので、マドンナが不安な19歳のアウトサイダーから、エロティックな写真集『SEX』の驚くべき出版によって、世界で最も物議を醸すポップスターへと劇的に変身していく過程が描かれています」

「この頃はマドンナが成人して、妥協なきアーティストとして年齢を重ねていった目まぐるしい時期であり、80年代から90年代にかけての保守的な体制との激しい対立を通じて、セクシャリティやジェンダーに対する伝統的な見方に挑戦して、マドンナが常に先頭に立っていた時期を呼び起こすものとなっています」

「これまで未公開だった過去の素材では母親の早すぎる死、ダンスの師であったクリストファー・フリンや親友のマーティン・バーゴインが1980年代のエイズ流行中に亡くなったことといったマドンナを駆り立てることになった個人的な出来事にも光が当てられています。物語を通して、誰もが思うよりも知的で、ラジカルで、傷つきやすいマドンナを新たな光で見られることになるでしょう」

スカイ・ドキュメンタリーのヘイリー・レイノルズは声明で次のように述べている。「80年代にデビューして以来、マドンナはポップ・ミュージックにおける大物として今日、最も人気のあるアーティストに道を切り拓いてきました」

「本作は不朽のアイコンであるマドンナに新たな視点をもたらすもので、オプトメンと共に彼女の物語をスカイの観客に届けることに興奮しています」

先日、マドンナは長年あたためてきた伝記映画についてロサンゼルスでプロデューサーやエージェントとのミーティングを行っており、製作への不満をあらわにしている。

マドンナはインスラグラムで4年間にわたって取り組んできた『フーズ・ザット・ガール』という伝記映画の今後について投稿して、次のように述べている。「ロサンゼルスでプロデューサーやエージェントからなんで私の映画(4年も取り組んできた)を作れないのかと聞かされて、規模の縮小、より低予算で作ることを言われて、大変だったけど、私の人生はすべてが試練になるということを痛感した」

マドンナは次のように続けている。「感謝すべきことよね。既成概念に囚われないようにしてくれる。普通の人生を送ったことなどない。普通の道を歩んだこともない。縮小して、自分たちを小さくしてしまうことなんてできない。私の生涯という物語はシリーズものか、長編映画にすべきかしら?」

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