ペイヴメントのスティーヴン・マルクマスは新たな音楽プロジェクトであるザ・ハード・カルテットを開始することを明らかにしている。
スティーヴン・マルクマスはこの新プロジェクトについてソーシャル・メディアで発表しており、ザ・ハード・カルテット名義で音源がまもなくリリースされるとしている。
メンバーはスティーヴン・マルクマス、マット・スウィーニー、ジム・ホワイト、エメット・ケリーというラインナップで、メンバーもそれぞれのソーシャル・メディアで新プロジェクトを告知しており、バンド名とロゴの画像を公開している。
スティーヴン・マルクマスはここ1週間、新しい音源を予告しており、新しい音楽的取り組みが発表されることを示唆していた。
最初の音源の詳細については現時点で明らかにされていない。
スティーヴン・マルクマスが最後にリリースしたソロ・アルバムは2020年発表の『トラディショナル・テクニクス』で、ザ・ハード・カルテットのメンバーであるマット・スウィーニーも参加していた。スティーヴン・マルクマスはそれ以降はペイヴメントとしての様々な活動を行ってきた。
他のメンバーについてはエメット・ケリーは近年タイ・セガールと仕事をしており、ジム・ホワイトはダーティー・スリーの12年ぶりのアルバムに参加している。
今年4月、ペイヴメントは“Harness Your Hopes”がTikTokでトレンドとして拡散されることとなっている。
“Harness Your Hopes”は1999年にリリースされたEP『スピット・オン・ア・ストレンジャー』のCD盤に収録されていたBサイド曲となっている。この曲は2017年にスポティファイでもブームとなり、現時点でペイヴメントにとって最もストリーミングされた楽曲となっている。
2022年、スコット・カンバーグは『NME』のインタヴューで2020年にTikTokで拡散されたことで「ペイヴメントに新たな命が吹き込まれた」と語っている。
スティーヴン・マルクマスは次のように続けている。「自分の音楽がこんなことになるなんて、こんなこともあるんだという奇妙な出来事だったね」スコット・カンバーグは次のように応じている。「そうだね。別の方向へと導いてくれたんだ。素晴らしかったよ」
スティーヴン・マルクマスはさらに次のように語っている。「カルチャーとして不思議なことだったけど、たとえ不安だったり、くだらないと思っていても、自分の曲を世に出すことで、こんな機会に恵まれるわけだからね。やってみれば、世界へ見ているんだよ。アートをやることにおいて、すごく楽しいことだし、特に僕らの場合はそうなんじゃないかな。アルバムに入れなかったのが申し訳なくなってくるよ。でも、誰も『これはいい曲だ』なんて言わなかったんだ」
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