ケンドリック・ラマーが昨年発表した『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』にプリンスも参加予定だったが、結局「時間切れ」となり、実現しなかったことを本人が明かしている。
ケンドリック・ラマーは、昨年4月にプリンスと一緒に1度スタジオに入ったものの、結局コラボは実現しなかったことを「Grammys.com」で語っている。
ケンドリック・ラマーは、そもそも“Complexion (A Zulu Love)”というトラックでプリンスに共演をしてほしかったという。「プリンスはこの楽曲を聴いて、すごく気に入って、コンセプトや何かも気に入ってくれて、いろいろと喋ってくれたんだ。僕たちはいろいろとスタジオで語り合って時間がどんどん過ぎていって、気づいたら何もレコーディング出来ていなかった。本当に時間切れになったんだよ」
ケンドリック・ラマーとプリンスの2人は、2014年にライヴで共演もしている。プリンスは過去に彼を「純粋」で「褒める価値がある」と賞賛していた。
一方で、ケンドリック・ラマーは最近ジェイ・エレクトロニカに「ケンドリックは俺に取って代わることはできない。彼は俺の息子だよ。俺の大事な子供だ。俺になることなできないんだ」とコメントされ、批判を受けている。
また、ケンドリック・ラマーは今年のグラミー賞で9部門11ノミネートされたことを受けて、大きな賞を受賞したいと意気揚々と語った。
先日の米『ビルボード』誌による特集において、ケンドリック・ラマーは、彼の名声や貧しかった家庭、また、「全部獲りたいね」と第58回グラミー賞授賞式での大きな目標を語っている。
彼は2014年に7部門受賞しながら1つも賞を獲得できなかったことに関しても語っている。その時の最優秀ラップ・アルバムは合計4部門を受賞したマックルモア&ライアン・ルイスが彼にかわり受賞した。
「グラミーで賞を取れなかったことが、あの作品が俺にとってベストではなかったのか、何かもっと新しいことをオファーできていなかったのかとイラつかせたんだよ」と彼は語っている。「『グッド・キッド、マッド・シティー』は、素晴らしい作品だったと思うけれど、俺のベストではなかった。『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』は素晴らしいと思う。俺は今、作品が人々にどれだけ共感を得られるかについて語っているんだ。『グッド・キッド、マッド・シティー』も共感を得た。だけど『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』はそれ以上だ」
「自分自信のこと以上に価値があると思う」と、もし彼が年間最優秀アルバムを受賞した場合のインパクトについても語っている。「グラミー賞では、過去にヒップ・ホップ界で年間最優秀アルバムを受賞したことがあるのはローリン・ヒルやアウトキャストだけだったと思う。だから、これは、大きなインパクトになるはずだよね」
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