Photo: GETTY

ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズはインタヴューでロック・バンドは聴かないと語っている。

ザ・ローリング・ストーンズは現地時間4月28日にヒューストンのNRGスタジアムで“Start Me Up”、“Paint It Black”、“(I Can’t Get No) Satisfaction”といったヒット曲と共にツアーの初日を開幕させている。

今回、『デイリー・スター』紙に対してキース・リチャーズは次のように語っている。「いや、ロック・バンドは聴いてないんだ。育った頃はチャック・ベリーやマディ・ウォーターズを聴いていた。それをもう一度アメリカに売りつけたんだよ」

彼は次のように続けている。「それが俺たちのやったことだよね。自分たちならではのものをそこに付け加えていった。でも、俺は自分たち以降のものには興味がないんだ」

昨年、ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーはキース・リチャーズとフラットをシェアしていた頃、彼がノンストップでザ・ビートルズの曲をかけ続けるのにうんざりしていたと語っている。

ミック・ジャガーはザ・ローリング・ストーンズの多くの曲がザ・ビートルズの影響を受けていることを認め、キース・リチャーズは彼らに夢中だったと語っている。

「元々、キースはポップな人間なんだ。本当はね」とミック・ジャガーは『モジョ』誌に語っている。「そもそもは彼がポップ・チューンを書いて、それに僕が歌詞をつけるという形だった。というのも、彼はずっとザ・ビートルズを聴いていたからね」

「フラットをシェアしていた頃はザ・ビートルズの聴き過ぎでおかしくなりそうだったよ」とミック・ジャガーは続けている。「キースはある意味そこから旅立つことになったんだけどね。でも、“Ruby Tuesday”も、“Let’s Spend The Night Together”も、全部キースの曲だよ」

「でも、みんなは『キースはブルースが好きな人ですよね』と言うんだろうね」

「今は僕のほうがポップ・ミュージックが好きで、いつも聴いている。キースは聴かないね」

「ブルースもまだ好きだけど、僕はダンス・ミュージックも好きだからね。キースは好きじゃない」

ザ・ローリング・ストーンズは『ハックニー・ダイアモンズ』ツアーで全19公演を行う予定となっており、ツアーは7月17日にリーバイス・スタジアムで行われるサンタクララ公演で締めくくられる予定となっている。

ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ: Let It Be』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ