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レッドネックスの“Cotton Eye Joe”はネットのトレンドとなったことで、YouTubeにおける新記録を達成している。

レッドネックスは“Cotton Eye Joe”を使ったミーム動画のおかげで同曲が26日間の間に30億回の再生を記録したことが明らかになっている。1行目の歌詞の空耳から“Gedagedigedagedago”と名付けられたこの曲の一節はソーシャル・メディアで拡散されて、音源を使った動画は何百万回という再生数を記録している。デンマーク人シンガーのラジ・アイラヴァニから2023年にこのトレンドは広まり、TikTokで話題となっている。

しかし、チキンナゲットがこの曲を歌う動画で、2024年に入っても“Cotton Eye Joe”のトレンドは続いており、2300万回の再生回数を記録している。チキンナゲットを使ったミーム動画はその後も続々と作られることとなり、チキンウイングと一緒に歌うものや999倍のスピードで再生するものなども作られている。

レッドネックスのメンバーで、“Cotton Eye Joe”のプロデューサーであるパット・レイニッツはトレンドになったことについて次のように述べている。「パラダイム・シフトは求めているところで起こります。音楽の成功とはどの尺度で測られるのでしょうか?」

「今回の現象は無数の動画制作者のおかげでレッドネックスの音楽が断片的に数十億回も再生されたことで起こりました。従来の聴き方の結果ではありません。チャートや計測方法にこうしたものをカウントして反映させることは音楽業界にとって試練でしょうし、こうした疑問を投げかけるでしょう。『音楽の概念や基本的な使い方が変わってしまったのか』と」

これまでの記録はアデルの“Hello”による87日間で10億回再生というものだった。

こうした“Cotton Eye Joe”を巡るトレンドについては「1994年のバンガーは2024年に脳を停止させるリメイクになった」、「1989年の人々は未来に空飛ぶ車を想像していたが、未来はチキンナゲットが歌っていた」、「これらの動画は極めて呪われているが、観るのを止めることができない」といったコメントが寄せられている。

レッドネックスは2009年にバンド自体をEベイに出品している。オークションは10億ポンドからの入札で、説明として次のように述べていた。「自身のポップ・バンドを購入してください。エンタテインメント・ビジネスの歴史上、始めてポップ・バンドが売りに出されます。『次のフェスティバルに出演させられます』ということではありません。完全に売却するのです。あなたのものになります」

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