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リアム・ギャラガーは息子のジーン・ギャラガーのライヴ映像をツイートして、息子のバンドを次のツアーのサポート・アクトに起用することを発表している。

リアム・ギャラガーは現地時間4月14日にツイッターで息子のジーン・ギャラガーのバンドであるヴィラネルを『ディフィニトリー・メイビー』30周年記念ツアーのサポート・アクトにすることを発表している。

先日、リアム・ギャラガーはヴィラネルについて「いいバンド」だとした上で、次のように述べていた。「『ディフィニトリー・メイビー』ツアーの一番手にしようと思っているんだ」ヴィラネルはキャストとザ・ビューと共にサポート・アクトを務めることになる。

今回、リアム・ギャラガーはヴィラネルの起用が親のコネだという批判を受けて、バンドのライヴ映像を投稿して、選んだ理由について説明している。まず、リアム・ギャラガーはインスタグラムのストーリーズで公開されていたライヴ映像をツイートして、一言「カモン」と添えている。

ヴィラネルは現時点で正式に音源をリリースしていないが、バーミンガム出身のオーヴァーパスのサポート・アクトを務めており、3月21日にはオアシスがクリエイション・レーベルと契約したことで知られるグラスゴーのキング・タッツでもライヴを行っている。

ヴィラネルのサウンドについてはオアシスのようなブリットポップからの影響も見られるものの、90年代のグランジ・シーンからの影響も見られ、あるファンが「上に着ているものを見ると、カート・コバーンの雰囲気があるね」とツイートすると、リアム・ギャラガーは「彼のヒーローなんだ」と応じている。

兄のレノン・ギャラガーのバンドであるオートモーションはツアーに参加しないのかとあるファンが尋ねると、リアム・ギャラガーは「声をかけたけど、丁寧に断られた」とツイートしている。

ジーン・ギャラガーは2018年にはグリモという3人組バンドに在籍しており、リアム・ギャラガーは「挑戦的で、アークティック・モンキーズみたいな感じ」と評していた。一方、レノン・ギャラガーのバンドについては「どちらかというと恍惚とした感じでね。初期のザ・ヴァーヴのような感じだよ、かなり落ち着いた音楽なんだ」と述べている。

ジーン・ギャラガーはリアム・ギャラガーと共に2019年に『ジュールズ倶楽部』に出演しており、『ホワイ・ミー?ホワイ・ノット』 に収録の“One Of Us”ではボンゴを担当している。

リアム・ギャラガーはヴィラネルをツアーに参加させることは親のコネではないのかという意見にも応えており、次のように述べている。「長年にわたって多くの若いバンドにたくさんの機会を与えてきた……今回はヴィラネルの番だったんだ。それが嫌なら失せてくれ」

リアム・ギャラガーは厳しい言葉を使ったことについて「少数の口うるさいクソ野郎に身の程を思い知らせているんだ」と述べ、「俺の息子なのがイヤか。それはみんなが決めることだ」と続けている。

レヴェランド&ザ・メイカーズはリアム・ギャラガーの判断を支持して、次のように述べている。「リアムもノエルも必要がなかったのに自分たちにチャンスをくれた。自分の息子を起用したことで彼に文句を言う奴はやってみればいい。みんな同じことをすると思うよ」

『ディフィニトリー・メイビー』30周年ツアーは13公演に及ぶもので、6月1日のシェフィールド公演から始まり、カーディフ公演を経て、ロンドンで4公演を行い、地元マンチェスターでは4公演が行われ、グラスゴーとダブリンでは2公演ずつが開催される。

一方、レノン・ギャラガーのバンドであるオートモーションはニュー・シングル“Lost In The Spinal Labyrinth”が公開されている。“Lost In The Spinal Labyrinth”は1月にリリースされた“Liquify”に続く楽曲とで、この曲はザ・ホラーズのリード・ヴォーカリストであるファリス・バドワンがプロデュースしている。

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