Photo: Alexa Viscius

アンドリュー・バードは20世紀中期のジャズへのトリビュート・アルバム『サンデー・モーニング・プット・オン』を5月24日にリリースすることを発表している。

本作はコール・ポーター、デューク・エリントン、ラーナー&ロウ、ロジャース&ハートなどの名曲をテッド・ポア(ドラム)、アラン・ハンプトン(ベース)を迎えてカヴァーしたアルバムとなっており、アルバムの最後にはオリジナル曲“Ballon de Peut-etre”も収録される。

アルバムからは“I Fall In Love Too Easily”と“I’ve Grown Accustomed To Her Face”のスタジオ・ライヴ映像が公開されている。

アンドリュー・バードは本作について次のように語っている。「20代の頃、シカゴのエッジウォーター地区にある古いアパートメントホテルに住んでいたんだ。そこは安宿で、近くのロヨラ大学から引退したイエズス会の司祭や修道女が住んでいた。ジムには古い10段変速の自転車が置かれていていてね。土曜日の夜はたいてい、午前12時から4時までWBEZの『ブルース・ビフォア・サンライズ』というラジオ番組を聴きながら起きていた。DJのスティーブ・クッシングは、ブルース、ジャズ、ゴスペルの古いレアな78回転レコードを流していた。それから数時間眠り、目が覚めると、同じくWBEZのディック・バックリーの番組で、彼が30~40年代の『黄金時代』と呼ぶジャズを特集していた。20世紀半ばまでのある時代のジャズに対する私の愛情は、私自身の仕事(その大部分はジャズではない)において何度も変容を遂げながらも不変だった。ジャズの魔法にかかっていたこの時代と自分との間に少し距離を置くと、再びジャズに没頭したいと思うようになったんだ」

アルバムのトラックリストは以下の通り。

1. I Didn’t Know What Time It Was
2. Caravan
3. I Fall In Love Too Easily
4. You’d Be So Nice To Come Home To
5. My Ideal
6. Django
7. I Cover The Waterfront
8. Softly, As A Morning Sunrise
9. I’ve Grown Accustomed to Her Face
10. Ballon de Peut-etre

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