ザ・ビートルズに関する新しい書籍にオノ・ヨーコとジョン・レノンがヘロインを摂取した時の経緯に関する逸話が掲載されている。
4月11日に刊行される『オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ(原題)』にはオノ・ヨーコがジョン・レノンにヘロインをやらせたことを否定する箇所が含まれている。
「いい気分だった。だから、ジョンにそのことを言った」とオノ・ヨーコはパリで初めてヘロインをやった時のことを説明している。オノ・ヨーコはジョン・レノンが「やりたくなければ、やらない」人だったとして、次のように述べている。「やりたかったのよ。だから、訊いてきた」
オノ・ヨーコはジョン・レノンがヘロインに依存することになったのは自分のせいだとする話に反論したいと述べている。オノ・ヨーコは二人で「注射したことなく」代わりに鼻で吸引していたと語っている。
1970年にジョン・レノンはヘロインの摂取について振り返り、「あまり楽しいものじゃなかったね」と米『ローリング・ストーン』誌で語っている。「注射なんかはやったことがない。本当につらい時に少し鼻で吸っただけだよ」
ジョン・レノンは次のように続けている。「僕らはみんなから厳しい目に遭わされたし、僕も言われたし、ヨーコも言われた。特にヨーコだよね。事務所で働いていたピーター・ブラウンなんかは――これは使ってもらってもいいけど――6ヶ月後に行ってみたら、降りてきて、僕の手は握ってくれたけど、彼女には挨拶もしなかった。ずっとそんな感じなんだ」
ジョン・レノンは次のように続けている。「あまりにもつらいことになると、それをどうにかしなくちゃいけない。それが僕らにあったことだよね。ヘロインを僕らはやったけど、ザ・ビートルズや他の人たちがしてきたことのせいなんだ。でも、もう止めたよ」
新刊『オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ』はザ・ビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインのパーソナル・アシスタントだったピーター・ブラウンとスティーヴン・ゲインズの共著である『ラヴ・ユー・メイク』のインタヴューで構成されたものとなっている。
書籍の概要には以下のように記されている。「『オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ』はザ・ビートルズとその終焉に関する画期的なインタヴュー本です」
「これまで公開されたことのないポール・マッカートニー、オノ・ヨーコ、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、家族、友人、ビジネス関係者のインタヴューに基づいた貴重な書籍になります。世界でも最大のバンドに関する驚くべき新事実が含まれています」
本書にはでジョン・レノンと出会ったミック・ジャガーが「気まずい」思いをした逸話も掲載されている。
一方、ポール・マッカートニーはビヨンセによる“Blackbird”のカヴァーについてコメントして、「人種間の緊張」を和らげるために使用したことを称賛している。
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