ジョン・レノンは殺害された銃から発せられた銃弾が今週ニューカッスルでオークションにかけられる予定となっている。
この銃弾はノーサンブリア警察のブライアン・テイラー巡査がニューヨーク市警を訪れた際、同警察から銃の発砲を許可されて贈られたものだという。ブライアン・テイラーは先日亡くなっており、銃弾は2月29日にニューカッスルのオークショニアであるアンダーソン&ガーランドに出品される予定となっている。
ブライアン・テイラーは銃弾を額に入れて保管していたとのことで、オークション・ハウスの責任者は「誰もが注目する、たまに入手することのできる少し不気味な一品」と評している。
「ザ・ビートルズには熱狂的なファンベースがあり、ザ・ビートルズであればあらゆるものを求める市場があります」と責任者は続けている。「しかし、これほど珍しくてユニークなものは滅多にありません。どれだけの価値があるのか、市場があるのかどうかは分かりません。おそらく複製はできない興味深いザ・ビートルズに関する一品です」
マーク・チャップマンは1980年12月にジョン・レノンのマンハッタンのアパートの外でジョン・レノンを銃撃している。ジョン・レノンとオノ・ヨーコはレコーディング・セッションを終えてアッパー・ウェスト・サイドの住居に戻っているところだった。マーク・チャップマンは警察が到着するまで現場を離れることはなく、第2級殺人罪を認めている。彼は禁固20年から終身刑の判決を受けている。
2022年、マーク・チャップマンはジョン・レノンの殺害について「何者かになりたくて、それを止めるものはなかった」と語っている。
仮釈放委員会でマーク・チャップマンは次のように語っている。「自分のやったことは分かっていますし、それが悪いことであるのも分かっていました。いけないことだというのも分かっていました。でも、名声を求めていたために、喜んですべてをなげうって、人命を奪いました。こうなったことについては他人や他のことのせいにするつもりはありません」
「私の心の邪悪さによるものです。何者かになりたくて、それを止めるものはありませんでした」とマーク・チャップマンは語り、ジョン・レノンを殺害したことは「すべてにとっての大きな答えでした。もう何者かになろうとは思わなくなりました」と続けている。
2018年、マーク・チャップマンはジョン・レノンの殺害について「恥入るようになった」と述べている。「30年前の私は、恥を感じていると言うことができませんでした。今は恥辱がどのようなものかを理解しています」
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