Photo: Wanda Martin

オーロラはニュー・アルバム『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?』をリリースすることを発表している。

先週、最新シングル“Some Type Of Skin”を公開していたオーロラだが、2022年発表の『ザ・ゴッズ・ウィ・キャン・タッチ』以来となるアルバムは6月7日にリリースされることが発表されている。

最新プロジェクトとなるアルバムは自己破壊から自己治癒への歩みを描いたもので、現代社会で失われた精神的なつながりや無防備さが持つ癒しの力を探求し、政治や個人的な成長との心の結びつきを通して、変化の灯を点そうと呼びかけているという。

アルバムの構想は2022年4月に先住民の活動家たちが共同で書いた『ウィ・アー・ザ・アース』という公開書簡を読み、彼女の人生を変えたことに端を発する。公開書簡は革命を呼びかけ、「大地を癒す」ために地球温暖化への世界的な対応を迫るものとなっていた。

公開書簡の中で人々は「心を通して」大地とつながっていると表現され、地球は「私たちの中で脈打つ心」と評されており、それを受けてオーロラは「ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?(心に何が起こってしまったのか?)」という疑問を抱くようになったという。

自然の開放的な空間で曲を書いていた過去のアルバムとは違って、『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?』はオーロラにとって新しい時代の始まりとされ、自身の安全地帯を出て、ツアー中に取り組んだ作品となっている。

レコーディングはノルウェー、ドイツ、ロンドン、ロサンゼルスで行われ、これまでで「最もパーソナルな、カタルシスのある」アルバムになったと評されている。

「心臓の詳細な機能と構造は明確には理解されていなかったけれど、心臓は魂の、直感の、そして感情や意思の中心だと信じられていた。それらは脳によるものだと、決定づけられるまでは。論理に飲み込まれてしまう感情。そして、世界はお金や権力、利己主義によって毒されているのだから、こう問いかけずにはいられない。心臓に何が起きたの?」

アルバムにはアーネ・ブルン、マティアス・テレズ、ケミカル・ブラザーズのトム・ローランド、クリス・グレアッティ、デイヴ・ヘイムリン、マグナス・スカイルスタッドが参加している。

オーロラはサマーソニック2024に出演することが決定している。

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