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ポール・マッカートニーは「あまりにも見た目が悪い」という理由で本人が却下したアートワークがオークションに出品されている。
問題のアートワークはウィルフリッド・ウッドが制作した木彫りの彫刻で、ウォー・チャイルドへの資金を募るための「シークレット7」プロジェクトでアートワークに採用される予定となっていた。
このプロジェクトは7組のアーティストが7曲を提供して、700枚のアナログ盤がオークションで販売されるものとなっていた。このプロジェクトでは2012年から2020年までで50万ポンドの資金が集まっており、アイ・ウェイウェイ、ピーター・ブレイク、オノ・ヨーコ、デイヴィッド・シュリグリー、ジェイク・アンド・ディノス・チャップマン、マーティン・パーらがこれまでに参加している。
参加した7組のアーティストはポール・マッカートニー、オーロラ、ケミカル・ブラザーズ、セレステ、ホージア、スージー・アンド・ザ・バンシーズ、ザ・スペシャルズとなっていて、700枚のアナログ盤は今年の3月4日から17日までナウ・ギャラリーで展示されていた。
しかし、ポール・マッカートニーはその内の1点を問題視して却下することとなっている。木彫りの彫刻はポール・マッカートニーによれば「あまりにも見た目が悪い」ということで却下されることになったが、制作者のウィルフリッド・ウッドはインスタグラムで個人的にオークションに出品して、その収益をウォー・チャイルドに寄付することを発表している。
「今年はポール・マッカートニーの彫刻を作りました。しかし、私の作品はあまりにも見た目が悪いということでポール・マッカートニーからボツにされてしまいました」とウィルフリッド・ウッドは述べている。「なので、自分でイーベイのオークションに出して、すべての収益をウォー・チャイルドに寄付します。ガザやウクライナをはじめ世界の紛争地域で影響を受けている子どもたちへのチャリティです」
また、ウィルフリッド・ウッドはポール・マッカートニーがこのアートワークをボツにしたことで世間からの関心が集まっていることについて皮肉なことだとも述べている。
「もしも放っておいたら『シークレット7』の700枚の1枚として埋もれていたでしょう」とウィルフリッド・ウッドは述べている。「でも、今回ボツになったことで特別な注目を集めることになりました」
一方、ポール・マッカートニーやイーグルスらはジミー・バフェットのトリビュート・コンサートに出演することが発表されている。
「ザ・キープ・ザ・パーティー・ゴーイング：ア・トリビュート・トゥ・ジミー・バフェット」と題されたコンサートはロサンゼルスのハリウッド・ボウルで4月11日に開催される。
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