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ロキシー・ミュージックのフロントマンであるブライアン・フェリーはアイコニック・アーティスト・グループにカタログ楽曲の権利の50%を売却したことが明らかになっている。

この契約にはソロとしての作品だけでなく、ロキシー・ミュージック時代の作品も含まれている。アイコニック・アーティスト・グループは50%の原盤権、音楽出版権、肖像権を獲得している。アイコニック・アーティスト・グループは金額の詳細を明かしていないが、「著名ななアーティストの音楽的遺産を発展させ、新しい世代のファンに広げていく」と述べている。

契約についてブライアン・フェリーは次のように語っている。「世界に音楽を届けていく新たな方法を見つけていく上でアイコニック・アーティスト・グループの人と仕事ができて嬉しいです。どんな可能性が広がるのか楽しみです」

アイコニック・アーティスト・グループのジミー・エドワーズはブライアン・フェリーについて「アート、ファッション、ロックンロールをブレンドして、魅力的で不朽のサウンドを生み出した真の音楽的パイオニア」と評している。

ロキシー・ミュージックとソロを合わせてブライアン・フェリーは50年以上のキャリアで24枚のアルバムをリリースしている。ロキシー・ミュージック在籍時、ブライアン・フェリーは1972年発表のデビュー・アルバムから1982年発表の通算8作目となる最後のアルバム『アヴァロン』までほぼすべての曲を作曲している。ブライアン・フェリーはアンディ・マッケイとフィル・マンザネラと共作も行っている。ロキシー・ミュージックは“Love Is the Drug”、“All I Want Is You”、“Virginia Plain”、“Dance Away”、“Avalon”、“‘More Than This’”といったヒット曲で知られている。

ロキシー・ミュージックはニュー・ウェイヴの先駆的バンドで、ブライアン・フェリーの特徴的なヴォーカルを特徴としており、かつてはブライアン・イーノもシンセサイザー・プレイヤーとして在籍していた。

ブライアン・フェリーはソロ・キャリアをロキシー・ミュージックと並行して始動しており、1973年にソロ・デビュー・アルバム『愚かなり、わが恋』をリリースしている。最新作は2018年発表の『ビタースウィート』となっている。

アイコニック・アーティスト・グループは先日ロッド・スチュワートのカタログを1億ドル近くで買収しており、他にもビーチ・ボーイズ、シェール、リンダ・ロンシュタット、ジョー・コッカー、ディーン・マーティン、デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グラハム・ナッシュらのカタログの権利を買収している。

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