ケイジ・ジ・エレファントはニュー・アルバム『ネオン・ピル』をリリースすることを発表して、新曲“Out Loud”が公開されている。
グラミー賞を受賞した2019年発表の『ソーシャル・キューズ』に続く5年ぶりの新作は5月17日にリリースされる。
ケイジ・ジ・エレファントは6枚目のアルバムで、彼らの特徴であるカタルシス溢れるサウンドはそのままに新たな音楽的境地を開拓しようとしている。アルバムのリリース発表と共に新曲“Out Loud”が公開されている。
“Out Loud”は先日公開されたアルバム・タイトル曲“Neon Pill”に続く新作から公開された2曲目の楽曲となっている。“Out Loud”はピアノをバックに歌い上げる曲となっていて、アルバムにおいても「感情面での中心になる曲」と評されている。
「“Out Loud”は僕の父ととても関係があるんだ。そもそも僕らが音楽に出会ったのは父のおかげなんだ。父が亡くなった時、“Out Loud”が僕から溢れ出した。この曲への取り組みは父に敬意を表することに深く根ざしていた。兄のブラッドにとっても大きな意味を持つ曲にもなっているんだ」とマット・シュルツは語っている。
「あの時、僕が向き合っていた困難とも繋がっている。無意識の謝罪とも言えるものだね。その後、事の重大さをちゃんと理解できるようになった。私の家族が昔に直面した逆境をすべてこの曲の中に取り込みながら、無意識のうちにその問題に対処して、大人になってからの人生として帰結したところがあるんだよ」
アルバムについてマット・シュルツは新曲を書いていた時のメンバーの心境を振り返りながら、自身のサウンドにより磨きをかけることとなったと語っている。
「僕にとって『ネオン・ピル』は一貫して何の影響も受けていない初めてのアルバムなんだ。いい意味で言っているんだけどね」とマット・シュルツは説明している。
「自分たちの声を見つけられたことで、すべてが表現されているんだ。僕らは常に好きなアーティストから影響を受けてきたし、時にはある程度模倣することもあった。でも、このアルバムでは多くのことを経験したことで、人生というものが自分たちに馴染まざるを得なくなったんだ。自己表現という純粋な体験以外にはあまり手を出さずに、同時に落ち着いてしまうこともなかった。単に存在しているだけでの独自性に辿り着いたんだ」
ケイジ・ジ・エレファントはアルバムのリリース発表と共に6月20日のソルト・レイク・シティ公演から始まる45公演に及ぶ北米ツアーを行うことも決定している。
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