コートニー・ラヴはビリー・ジョー・アームストロングらと共演したライヴで「ホールで戻ってくる」と発言して、ホール再結成の噂を再燃させている。
ビリー・ジョー・アームストロングらはザ・カヴァーアップスとしてロンドンでカヴァー曲によるライヴを行っており、コートニー・ラヴはそこにサプライズで出演を果たしている。
ロックやパンクの定番曲を演奏する即興ライヴで知られるザ・カヴァーアップスはロンドンで2つのサプライズ公演を行うことを発表しており、ザ・ガレージで行われたライヴにはセックス・ピストルズのグレン・マトロック、ブロンディのクレム・バーク、コメディアンのフランク・スキナーが観客として訪れている。
コートニー・ラヴとバンドはチープ・トリックの“‘He’s a Whore”を演奏した後、トム・ペティの“Even the Loser”が続き、チープ・トリックの“Surrender”も演奏している。
コートニー・ラヴはステージに登場して次のように語っている。「ありがとう、ビリー・ジョー。私の名前はコートニー・ラヴ。私のことを覚えてないかもしれないけど、9年間、バーミンガムの洞窟で暮らしてきた。この曲をやってみようと思うけど、いい?」
パフォーマンスの終盤、コートニー・ラヴは爆弾発言をしており、自分を迎えてくれた観客に感謝しながら次のように語っている。「今度は……ホールで戻ってくるわ」それを受けてビリー・ジョー・アームストロングは次のように続けている。「言っておくけど、これは特別な夜になるね」
ホールの再結成についてコートニー・ラヴは実現するかどうかについて、これまで様々な見解を口にしてきている。
2019年、コートニー・ラヴは『ガーディアン』紙のインタヴューで再結成ツアーを行う可能性に言及して、次のように語っている。「それについてはまさに話し合っているわ。自分たちの過去に名誉を与えることは、間違ったことではないものね。私にもそれが分かったという感じなの。そうでもしないと人々に歴史を書き換えられて、迷惑な女になってしまいかねないものね」
コートニー・ラヴは翌年『NME』にもホールのメンバーとリハーサルを行ったことについて語っている。「再始動する前にメリッサ(・オフ・ダ・マー)とパティ(・シュメル)がローディと一緒にヨーロッパのリハーサル・スタジオまで来てくれたの。素晴らしいセッションになったわ。でも、リズムを取り戻すのにはちょっと時間がかかるわね。やりたいから、ロックダウン中にZoomでギターのレッスンも受けて、また曲を書き始めたの。様子を見てみるわ」
しかし、2021年の『ヴォーグ』誌のインタヴューでは一転して再結成に水を差すように、しばらくは発表されると期待しないでほしいと語っている。「ちゃんとしたホールの再結成が実現することはないわ。吹っ切らなきゃいけなかったのよ。昔のマネージャーであるピーター・メンシュが1年に一度は電話してくるんだけどね。『君とジミー・ペイジには毎年やることをやってるんだ』って。あの会社にいることは光栄だけど、実現することはないわ」
「みんな、いい友人だけどね。特にメリッサとは近い関係にあるの。毎日、話をしているわ。でも、エリックは今は連絡がとれないのよ。文字通り、お坊さんになろうと日本にいるんだと思う。冗談じゃないの。メリッサとパティと私は彼がお坊さんかなんかになろうとしていると考えている」
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