Photo: GETTY

スレイヤーのトム・アラヤの妻はオンライン上の荒らしに対してスレイヤーの再結成を実現させるためにトム・アラヤに1年以上にわたって「嫌がらせをしてきた」ことを明かしている。

スレイヤーの再結成は現地時間2月21日に発表されており、ケリー・キングとトム・アラヤ、ギタリストのゲイリー・ホルト、ドラマーのポール・ボスタフというラインナップで再びライヴを行うことが明らかになっている。

スレイヤーは今年9月に開催されるケンタッキー州ルイヴィルのラウダー・ザン・ライフ・フェスティバルとシカゴのライオット・フェストという2つのフェスティバルでヘッドライナーを務めて、2019年11月以来となるライヴを行うことになる。

今回、トム・アラヤの妻であるサンドラ・アラヤはオンラインの批判に対して反論して、メンバーがバンドを再結成することにしたのは自分の執念の結果だと説明している。

「荒らしに対して事実を明らかにしておくわ。トムは演奏することを止めていた。私は1年以上にわたって嫌がらせをしてきた。彼はやっと合意してくれたのよ」とサンドラ・アラヤはインスタグラムとフェイスブックに投稿している。

「私たちはその知らせをスレイヤーの素晴らしいマネージャーに伝えて、残りは彼らがやってくれた。だから、まさにトムなしではこんなことにはならなかった。私が彼を悩ませることがなければ、こんなことにはならなかった。でも、みんなのドラマで楽しんで」とサンドラ・アラヤは続けている。「しかし、私もこの数公演を楽しむわ。こうしてくれるほど、彼が私とファンのことを大好きでいてくれたことに感謝するわ」

スレイヤーの再結成に先立って5月にソロ・アルバムをリリースするケリー・キングは当分の間はバンドの再結成について想像できないと語っていた。

「スレイヤーがもう一度ツアーをするかって? 間違いなくそんなことにはならないと思うよ。スレイヤーがもう一度ライヴをするかって? シナリオはあると思うよ」とケリー・キングは語り、結成メンバーであるトム・アラヤとは話をしていないとも述べている。「スレイヤーを求めているかって? いや、自分のキャリアを始める準備をしているところだからね。だから、実現する時は実現するだろうけど、少なくとも今後10年は自分のことをやるよ」

スレイヤーは2019年に世界規模のフェアウェル・ツアーを行っており、40年近い活動に終止符を打っていた。

「ステージでライヴをやって、ファンと強烈なエネルギーを分かち合う90分に匹敵するものはない」とトム・アラヤは再結成について述べている。「正直、それを欲していたんだ」

ケリー・キングは次のように続けている。「ライヴをやりたかったかって? もちろんだよ。スレイヤーはファンにとって大きな存在で、ファンは自分たちにとって大きな存在だった。みんなに会ってから、5年になるからね」

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ