第96回アカデミー賞は現地時間1月23日に最終的なノミネート作品が発表されている。
歌曲賞の部門では映画『バービー』に提供されたビリー・アイリッシュの“What Was I Made For?”、ライアン・ゴズリングの“I’m Just Ken”が5つの最終ノミネート作品に残っている。
他の3曲は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に提供されたオセージ・トライバル・シンガーズの“Wahzhazhe (A Song For My People)”、『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』の“It Never Went Away”、『フレーミングホット!チートス物語』に提供されたベッキーGの“The Fire Inside”となっている。
ビリー・アイリッシュにとってこれは2度目のアカデミー賞ノミネートとなっていて、2022年に映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に提供した“No Time to Die”で歌曲賞を受賞している。“What Was I Made For?”は兄のフィニアスとの共作で、グラミー賞でも最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞にノミネートされている。
もしビリー・アイリッシュが受賞することになれば、エルトン・ジョン、ランディ・ニューマン、バート・バカラック、ティム・ライス、ジョルジオ・モロダーといった複数の歌曲賞を受賞したアーティストに加わることになる。
“I’m Just Ken”はマーク・ロンソンとアンドリュー・ワイアットが作曲した楽曲で、マーク・ロンソンは2018年公開の映画『アリー/スター誕生』に提供した“Shallow”で過去に歌曲賞を受賞している。
ダイアン・ウォーレンは“The Fire Inside”の作曲者として15度目のノミネートとなっているが、これまで一度も歌曲賞は受賞していない。映画『アルマゲドン』に提供したエアロスミスの“I Don’t Want to Miss a Thing”や映画『コン・エアー』に提供したリアン・ライムスの“How Do I Live”などが過去にノミネートされている。
ノミネート作品は以下の通り。
歌曲賞
“The Fire Inside”「フレーミングホット!チートス物語」
“I’m Just Ken”「バービー」
“It Never Went Away”「ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー」
“Wahzhazhe (A Song For My People)”「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
“What Was I Made for?”「バービー」
作曲賞
ローラ・カープマン「American Fiction(原題)」
ジョン・ウィリアムズ「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
ロビー・ロバートソン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ルドウィグ・ゴランソン「オッペンハイマー」
イェルスキン・フェンドリックス「哀れなるものたち」
映画『オッペンハイマー』は13部門で今年のアカデミー賞において最多ノミネートとなっていて、『哀れなるものたち』の11部門、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の10部門がそれに続いている。
第96回アカデミー賞授賞式は2024年3月10日にハリウッドのドルビー・シアターで開催され、司会はジミー・キンメルが2年連続で務める。
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