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メタリカのベーシストであるロバート・トゥルヒーヨは新たなインタヴューで「M72」ワールド・ツアーのセットリストを微調整している理由について語っている。

ロバート・トゥルヒーヨは『クラシック・ロック』誌のインタヴューでほぼすべての都市で演奏曲がまったく被らない2公演を行う「M72」ワールド・ツアーについて語っている。ロバート・トゥルヒーヨはツアーを数公演行った後、インパクトのあるオープニングになっていないことに気づいて、セットリストを調整しなければならなかったことを認めている。

「当初は“The Call Of Ktulu”や“Orion”といったインストゥルメンタルでライヴを始めたら、クレヴァーで面白いものになると思っていたんだ」と彼は語っている。「インストゥルメンタルはセットリストにおいて非常に強力だけれど、中盤のほうが合うと気づいたんだ。ファンも曲を受け入れて、飲み込みやすいんだよね。びっくりさせるよりも“Whiplash”や“Creeping Death”といった曲で衝撃を与えるほうがいいんだよね」

インタヴューでロバート・トゥルヒーヨはツアーで演奏するのが最も好きな曲について今年リリースの『72シーズンズ』の収録曲を挙げている。「“You Must Burn!”はいつも素晴らしいね。パワーとグルーヴがあって、ヴォーカルでも加わることになる。“Shadows Follow”も同じだよね。あの2曲は新作からでも演奏していて楽しいね」

ロバート・トゥルヒーヨは先程触れたインストゥルメンタル曲について「スポットライトを一緒に分け合う」機会をくれるとも語っている。「“The Call Of Ktulu”はベース・プレイヤーにとって楽しい曲だよね。構成が好きだし、そこにはメロディックなものがたくさんある。気が引き締まるし、素敵な曲だよ。いつもステージのある場所に集まって、アウトロのリフを楽しむんだ。“Orion”とかみたいに息を合わせるのが楽しいんだ。そうなると、息が合って曲をやっている間に本能的に自分の立ち位置が分かるんだ。一緒にヘッドバンギングしたり、スポットライトを分け合ったりする時があるんだ。あれはいつも素晴らしいね」

先日、カーク・ハメットは『トータル・ギター』誌のインタヴューで『72シーズンズ』に収録の“Shadows Follow”が『バットマン』のテレビ番組のテーマ曲から影響を受けたことを明かしている。「笑えるんだけど、あのリフは『バットマン』のリフと呼んでいたんだ。だから、君の言っていることは分かるよ」

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