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スレイドのフロントマンであるノディ・ホルダーはフレディ・マーキュリーとの友人関係について振り返っている。

現地時間12月17日にチャンネル4の番組『サンデー・ブランチ』に珍しく出演したノディ・ホルダーは音楽業界で過ごした長い年月で生まれた逸話を披露しており、特に70年代にステージで着ていた凝った衣装について振り返っている。その中で彼はクイーンで有名になる前のフレディ・マーキュリーとの関係について語っている。

ノディ・ホルダーはトレードマークとなった鏡のついた帽子が生まれた経緯について語り、フレディ・マーキュリーから買ったという逸話を否定している。

「あれはシルクハットと鏡で自分で作ったんだ。ケンジントン・マーケットで買ったんだよね」とノディ・ホルダーは説明している。「みんな、フレディ・マーキュリーから僕が買ったと思っているみたいだけど、でも、ケンジントン・マーケットで手に入れたんだ。フレディ・マーキュリーはあそこに屋台を出していて、ロジャー・テイラーと共にシャツや雑貨を売っていたんだ」

ノディ・ホルダーはフレディ・マーキュリーが屋台をやっている頃、有名になりたいという夢を語っていたことを明かしている。「ケンジントン・マーケットに行って、彼のところからシャツを買っていたんだ。フレディ・マーキュリーは僕に『ノディ、僕もいつか君みたいにビッグなポップ・スターになるんだ』と言っていた」

「僕は『バカなんじゃないの、フレディー』ということをカラフルな言葉で言っていた。『やってみろよ、フレディ。君はポップ・スターになれないよ』ってね。だけど、彼はまさに見せつけてくれたんだ」

ノディ・ホルダーは次のように続けている。「とにかく2つ先の屋台で、ヴィクトリア期の品々を売っていて、そこでシルクハットを買って、自分の鏡を付けてみたら、これがグラム・ロックの時代には有名なアイコンになったんだ」

ノディ・ホルダーは完成した帽子は有名な一品になったが、重さの問題で1回の公演で3曲しか被ることができなかったことも明かしている。

ノディ・ホルダーは先日BBCでスレイドが1973年に発表したクリスマス・ソング“Merry Christmas Everybody”の生まれた経緯について語っている。

「ウルヴァーハンプトンの地元のパブに行った後、父親と母親のところに戻ったんだけど、ウイスキーのボトルと一緒に一晩中起きていて、その晩に全部の歌詞を書いたんだ」

ドラマーのドン・パウエルが交通事故で間一髪のところで死を免れ、楽器を学び直さなければならなかったことから、ノディ・ホルダーは“Merry Christmas Everybody”について「これまでで最もレコーディングが大変だった曲」だとも語っている。

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