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ザ・ポーグスはフロントマンのシェイン・マガウアンが亡くなったことを受けて、“Fairytale Of New York”をクリスマス週の全英シングル・チャートの1位にしようという動きが起こっている。

シェイン・マガウアンの訃報は妻のヴィクトリア・メアリー・クラーク、妹のシオバーン、父のモーリスによる共同声明で発表されている。享年65歳だった。

「深い悲しみと重い心境と共にシェイン・マガウアンが亡くなったことを発表します。シェイン・マガウアンは11月30日午前3時に妻のヴィクトリアと家族に囲まれながら穏やかに亡くなりました。祈りの言葉と最後の儀式が読み上げられ、家族には安らぎが与えられました」

ファンたちはソーシャル・メディアで“Fairytale Of New York”をクリスマス週の全英シングル・チャートの1位にしようと呼びかけている。“Fairytale Of New York”は1987年のオリジナル・リリース時に最高位2位を記録している。

あるファンは「この曲をクリスマス週の1位にしなければなりません。安らかに、シェイン・マガウアン」とツイートしている。「クリスマス・ナンバー1がトレンドになっているのを見て、誰しもが“Fairytale Of New York”を1位にしようとしていると思ってしまった。でも、大半はそうじゃないみたいだね。今年1位になるべき曲については正解は一つしかない。この曲だけだ」

“Fairytale Of New York”はクリスマス週の1位を獲得していないものの、2005年以降のクリスマス時期を含め19度にわたって全英チャートのトップ20入りを果たしている。また、『テレグラフ』紙によれば、この曲は21世紀にUKで最も再生されているクリスマス・ソングだという。NFL選手のトラヴィス・ケルシーとジェイソン・ケルシーの兄弟は先日この曲をカヴァーしている。

訃報を受けてシェイン・マガウアンには続々と追悼の声が寄せられており、ニック・ケイヴは「親友で、その世代の最も偉大なソングライターだった。非常に悲しい日だ」と述べている。

フランク・ターナーは次のようにツイートしている。「香港から10時間のフライトで到着したら、シェイン・マガウアンのニュースを聞いた。打ちのめされたよ。2012年のクリスマスに一度共演できて、光栄だった。史上最高の一人だ。安らかに」

ティム・バージェスは次のように述べている。「さようなら、シェイン・マガウアン。精一杯の人生だった。詩の天才だった。バンドをやりたいという多くの人のインスピレーションになった。ザ・ポーグスを観に遠くまでいったこともあったし、何度かシェインにも会ったけど、これまで観た中でも最も気持ちの上がるライヴを観せてもらった」

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