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オジー・オズボーンは長きにわたる医療処置と手術の末に二度とライヴをしないかもしれないと語っている。

今年9月、オジー・オズボーンは2019年に転倒した怪我に対処する「最後の手術」を受けている。オジー・オズボーンは2019年に転倒したために2003年の四輪バイク事故で身体に入れた金属棒を取り除く事態となっていた。

今回、英『ローリング・ストーン』誌の新たなインタヴューでオジー・オズボーンはいつかステージに戻ってこられることを願っているとしながらも、その機会はないかもしれない「事実を受け入れなきゃいけない」と語っている。

「今は1日1日をありのままで過ごしているけど、もう一度パフォーマンスできることになったら、ぜひやりたいね」とオジー・オズボーンは語っている。「でも、人生でも最高の関係性に別れを告げたのかもしれない。病気になった当初、ツアーを止めた時は自分にも医者にも世間にも本当に腹が立った。でも、時が経つに連れ、『その事実を受け入れなきゃいけないかもしれない』と思うようになったんだ」

オジー・オズボーンは次のように続けている。「歳を取ったからって同情のために中途半端なオジーをやるつもりはない。そんなの、何の意味があるんだ? 車椅子に乗ってやるつもりはない。フィル・コリンズがやってるのを観たんだけど、彼も同じような問題を抱えていて、車椅子でやってたんだ。でも、自分にはできないよ」

オジー・オズボーンは最大の後悔はファンに「お別れと感謝を告げる機会」を持てないことだと語っている。「だって、ファンこそがすべてだからね。数公演でもやれたらと思うけど……だって、長年、義理堅くしてくれたからね。手紙もくれるし、飼っている犬のことや家族のことまで知ってくれている。今のライフスタイルをくれたのは彼らだからね。理由は何にせよ、自分のゴールは働くことなんだ。ライヴをやることなんだよ。オズフェスでもいいし、ラウンドハウス公演でもいい」

オジー・オズボーンは次のように締めくくっている。「定期的にライヴをやることができなくても、『みんな、人生のお礼を言うよ』と言えるような一度限りのライヴをやれるようになりたいんだ。それに取り組んでいるよ。だったら、突然亡くなったとしても幸せな男として死ねるんじゃないかな」

今年7月、オジー・オズボーンは健康問題のために10月に開催されるパワー・トリップへの出演を見送ることを発表している。

「つらいことだけれど、10月のパワー・トリップへの出演を辞退する決断をしなければならなかったんだ」とオジー・オズボーンは述べている。「残念ながら、私の身体がまだ準備ができていないと言っていて、およそ5年ぶりとなるライヴが不完全なものになるのはプライドが許せないんだ」

今年2月、オジー・オズボーンはツアーから引退することを発表して、ヨーロッパ&UK・ツアーの日程をキャンセルしている。

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