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ピンク・フロイドのサックス奏者であるディック・パリーが亡くなった。享年83歳だった。

訃報は現地時間5月22日にデヴィッド・ギルモアによって発表されている。デヴィッド・ギルモアはソーシャル・メディアでディック・パリーに追悼の意を表している。

「私の親愛なる友人であるディック・パリーが今朝亡くなりました」とデヴィッド・ギルモアは述べている。「17歳の頃から、ピンク・フロイドをはじめ、ディック・パリーをサックス奏者に迎えたバンドで演奏してきました。彼の独特のフィーリングと音色は紛れもないもので、その計り知れない美しさは何百万人もの人々に知られ、“Shine On You Crazy Diamond”、“Wish You Were Here”、“Us And Them”、“Money”といった曲で大きな役割を果たしてきました」

ディック・パリーの死因については現時点で公表されていない。

ロック、ブルース、ジャズなど幅広いジャンルで活躍したディック・パリーはピンク・フロイドの数々の名作に独自のサックス・パートを提供したことで最もよく知られている。『狂気』に収録されている“Money”や『炎~あなたがここにいてほしい』に収録されている“Shine On You Crazy Diamond”のソロはクラシック・ロックにおけるサックス演奏の最も有名な例の一つに挙げられている。

1942年にサフォーク州ケントフォードで生まれたディック・パリーは10代の頃にデヴィッド・ギルモアと出会い、二人はケンブリッジ周辺の地元のバンドに参加している。その後、デヴィッド・ギルモアはシド・バレットの奇行が目立ち始めた1967年にピンク・フロイドに加入している。

ディック・パリーはピンク・フロイドのレコーディングへの参加に加え、70年代にはライヴ・ショーにも定期的に出演するようになっている。それから20年近くを経て、1994年の『対/TSUI』のワールド・ツアーに再び参加している。

デヴィッド・ギルモアは追悼を表して、次のように続けている。「彼はアルバム『オン・アン・アイランド』 のツアーでリチャード・ライトと組んだバンドにも参加してくれたし、ピンク・フロイドがライヴ8に出演した時も参加してくれたんだ」

ディック・パリーはピンク・フロイド以外にもロリー・ギャラガー、ジョン・エントウィッスル、ライトニン・スリムといったアーティストとレコーディングやパフォーマンスを行っており、セッションのサックス奏者としても高い評価を受けている。

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