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ティルダ・スウィントン、スティーヴ・コーガン、マッシヴ・アタックのロバート・デル・ナジャら、アート&エンタテインメント界の2000人以上の人々がガザでの停戦を求める公開書簡に署名している。

ミリアム・マーゴリーズ、マキシン・ピーク、フランキー・ボイル、チャールズ・ダンスらも署名しているこの公開書簡はパレスチナの武装勢力であるハマスとイスラエルの現在の紛争において「戦争犯罪を容認しているだけでなく、幇助している」として各国政府や「民間人へのあらゆる暴力行為と国際法を違反するあらゆる行為」を非難するものとなっている。

イスラエルのヨアブ・ガラント国防相がパレスチナ人について「動物のような人間」と評したことを引き合いに出しながら、公開書簡はパレスチナ人について「あらゆることをされ得る人々」にされていると論じている。

「私たちは犯罪と破滅的状況を目撃しています。イスラエルはガザの大部分を瓦礫と化し、230万人のパレスチナ人への水、電力、食糧、医薬品の供給を断ち切っています。国連の人道問題担当事務次官の言葉を借りれば、『死への不安』がガザを襲っています」

「ガザは難民と難民の子どもで構成される社会でした。現在、陸海空から攻撃を受けており、銃口で祖父母が家を追い出される中、多くのパレスチナ人は想像を絶する規模の集団懲罰に直面するか、またもや逃げるように言われています。権利を奪われ、イスラエルの国防相に『動物のような人間』と言われたパレスチナ人はあらゆることをされ得る人々になっています」

「私たちの政府は戦争犯罪を容認しているだけでなく、幇助しています。共犯の責任を求められる時が来るでしょう。しかし、今は民間人へのあらゆる暴力行為と国際法を違反するあらゆる行為を非難しつつも、私たちがやらなければいけないのは、ガザに加えられている前例のない残酷な行為に終止符を打つために全力を尽くすことです」

「ガザの破壊行為、パレスチナ人の大量移住に反対する世界的な運動を支持します。各国政府に対してイスラエルの行動に対する軍事的・政治的支援をやめるよう要求します」

「即時停戦と人道援助が妨げられずに入ることができるようガザへの搬入を求めます」

公開書簡の詳細はこちらから。

https://artistsforpalestine.org.uk/2023/10/17/tilda-swinton-among-2000-artists-calling-for-gaza-ceasefire/

ハマスによる軍事行為は10月7日に開始され、ガザ境界からおよそ5キロ離れた「ベエリ」では住民のおよそ10%にあたる100人以上が殺害され、クファルアザのキブツでも多くが殺害されている。イスラエル国軍のIDFは主にミサイル攻撃による報復の軍事行為を行っている。

ガザから数マイル離れた場所で開催された音楽フェスティバル「スーパーノヴァ・スコット・ギャザリング」では早朝にハマスによって260人が殺害されたと報じられている。フェスティバルの主催者は「言葉にならない悲劇」だという襲撃に対する声明も発表している。

ハマスによる襲撃を受けてイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は220万人が暮らすガザ地区の「完全包囲」を支持して、ハマスの侵攻が開始されたパレスチナ領域への水、食料、電力の供給を停止している。

パレスチナ保健省は10月7日以降、ガザ地区では3000人が殺害され、12500人が負傷したと発表している。一方、イスラエル政府はハマスの侵攻によって1400人が亡くなったと発表している。

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