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イギー・ポップが新作『ポスト・ポップ・ディプレッション』でのクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのフロントマンであるジョシュ・オムとのレコーディングについて詳細を語っている。

イギー・ポップのニュー・アルバムは3月18日にリリースが予定されており、昨年秘密裏にレコーディングされたという。クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オムがアルバムのプロデューサーを務めており、アークティック・モンキーズのドラマーであるマット・ヘルダーズやクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジでジョシュ・オムの同僚であるディーン・フェルティータがバンドで参加している。

先週、アルバムからの最初の楽曲となる“Gardenia”が公開されており、米テレビ番組「ザ・レイト・ショウ・ウィズ・スティーヴン・コルベア」でも披露されている。また、今週、イギー・ポップはさらに新曲“Break Into You Heart”を公開している。

「Beats 1」の番組で『NME』のマット・ウィルキンソンにイギー・ポップはコラボレーションのいきさつについて語っている。「俺がショート・メールを送って、『俺たちは曲を書いて、レコーディングできるんじゃないかな』って言ったんだ。それだけだよ。彼は俺の電話番号も知らなかったし、会ってからも何年か経ってた……でも、好意的に返事をくれてね、それでやり始めてみたって感じだね」

「途中で、俺たちが何をやりたいのかっていうことについて話したんだよね。俺たちは誰かの金なんかほしくなかったし、レコード・レーベルの人間も関わらせたくなかった。それで、自分自身の金を喜んで使うことにしたんだよ」

また、イギー・ポップはジョシュ・オムと「セックス・ライフ、家具、ドイツのトリビア」への興味で意気投合したと言い、一緒にライヴをやることについて「すさまじくいい音が鳴ってる」と語っている。

イギー・ポップが米『ニューヨーク・タイムズ』紙に語ったところによると、アルバムのテーマは「世の中に奉仕する日々を終えた後、人生はどうなっていくのか?そして、自尊心はどこへ行くのか?」というもので、年齢を重ねると共に生まれてきた疑問だという。

イギー・ポップは以下のように続けている。「アメリカでの生活というのはとても競争が激しいものだけど、自分が自分以外の他人にとって最終的に役に立たない存在になった時、何が起こるのか? そして、自分自身にとっては役に立つ存在であり続けることができるのか?という疑問が生まれてきたんだ。俺は頭の中にある人格を持っていたんだ。自分自身と、退役軍人の中間のようなね」

リリースの詳細は以下の通り。

アーティスト名:Iggy Pop(イギー・ポップ)
タイトル:Post Pop Depression(ポスト・ポップ・ディプレッション)
発売日:2016/3/18(金)
レーベル: Caroline / Hostess
品番:HSU-10060
定価:2,400円(税込)+税
※日本盤はボーナストラック、歌詞対訳、ライナーノーツ付(予定)
Break Into Your Heart
Gardenia
American Valhalla
In The Lobby
Sunday
Vulture
German Days
Chocolate Drops
Paraguay

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